給湯器のエラー「111」の原因・対処方法!修理にかかる費用や交換事例も解説

給湯器のリモコンに「111」あるいは「11」が出ると、お湯が使えなくなってしまうため、非常に不便です。
「111」が表示される原因は給湯器の故障以外にも様々あり、それぞれの原因に合った方法で解決する必要があります。
今回の記事では給湯器のエラー「111」の原因や対処方法、修理にかかる費用や「111」が出た給湯器の交換事例について、横浜・川崎・東京にお住まいの方の暮らしを支える『東急でんき&ガス サポート』が解説します。

給湯器のエラー「111」の意味

給湯器のリモコンに表示されるエラー「111」「11」は、何らかの原因で給湯器が点火不良を起こしていることを示しています。
点火不良がどういうものなのかについては、コンロの点火をイメージしてもらうと分かりやすいです。
点火には「燃料となるガス」「空気」「燃えるきっかけとなる火花」の3つが必要です。
それらを供給・調整する部品のいずれかが正常でなければ、点火不良(=111)に繋がります。
「ガス」「空気」「火花」、どれに問題があるのかは専門業者が確認しないと判明しません。
給湯器のエラー「111」が出る3つの原因

- ガスが供給されていない
- 空気の循環に問題がある
- 給湯器本体や部品が故障している
上記のように、エラー「111」の原因は1つではありません。
それぞれの原因について、以下で簡単に解説します。
1.ガスが供給されていない
火を点けるために必要なガスが供給されていないと、「111」エラーが出ることがあります。
ガス供給がされていない原因としては、まず「ガス栓が開いていない」ことが考えられます。
単なる開け忘れではなくイタズラで閉められているケースがあるため、心当たりがなくても一度ガス栓を確認しましょう。
またガスメーター(マイコンメーター)は、震度5程度以上の揺れやガスの長時間使用など何らかの異常を検知すると、自動的にガスを遮断することがあります。
ガスメーターの表示ランプが赤く点滅している場合は、安全装置が作動しているということです。
2.空気の循環に問題がある
給湯器はお湯を沸かす際に熱を発し、その熱を排出するための「給排気部(給排気口)」があります。
この給排気部が何らかの理由で閉塞されていると、安全のために点火しない機能が付いている給湯器があります。
給排気部が閉塞していると燃焼バランスが崩れるため、給湯器の故障や火災に繋がるおそれがあるためです。
具体的な例としては、給湯器の近くに物を置いていたり植物が成長したりして、給排気部が塞がることがあります。
給湯器自体の故障なのか給排気部の問題なのか、自分で判断することは難しいため、専門業者に依頼して点検してもらうことが確実です。
3.給湯器本体や部品が故障している
給湯器の内部は「イグナイター(点火装置)」「ガス電磁弁」「点火プラグ」など、様々な部品で構成されています。
これらの部品が消耗・経年劣化すると、点火不良が生じて「111」が表示される原因となります。
給湯器本体はもちろん、部品が故障しているかどうかをご自身で判断することはできません。
ここまで述べてきたその他の原因に該当しなければ、なるべく早く専門業者に給湯器の点検・修理・交換を依頼することを推奨します。
給湯器のエラー「111」が出た時の4つの対処方法

- ガス栓やガスメーターの確認をする
- 給排気部にゴミや障害物がないかを確認する
- リモコンをリセット(電源の入れ直し)する
- 給湯器本体のコンセント(電源)を入れ直す
給湯器のリモコンに「111」が表示された場合、上記の方法を試すと改善することがあります。
1.ガス栓やガスメーターの確認をする

まずは、ガス栓を確認しましょう。
ガス栓が閉まっているとガスを供給できず、点火不良の原因となります。
ガス栓が開いている状態は、ガス管に対して栓が「縦」になっている状態です。
栓が「横」になっている場合は「縦」になるようにガス栓をひねって、ガスが供給されるようにしましょう。
あわせて、ガスメーターも確認します。
ガスメーターはマンション・アパートであれば共用廊下の扉に、戸建住宅であれば玄関付近(屋外)に設置されていることが多いです。
ガスメーターのランプが点滅している場合は、復旧作業を行いましょう。

《ガスメーターの復旧方法》
- 周囲がガス臭くないかを確認する
- すべてのガス機器の運転スイッチを切り、それぞれ機器のガス栓を閉める ※屋外の機器も忘れずに
- 復帰ボタンのキャップを外す
- 復帰ボタンをしっかり奥まで押し込み、ゆっくり手を離す
- ガスを使わないで1~3分程度待つ
- ランプの点滅が消えたら、ガスが使えるようになる
2.給排気部にゴミや障害物がないかを確認する

給排気部にゴミや異物があると、給湯器はうまく給排気ができません。
目に見える範囲でよいので、ゴミや異物がある場合は取り除きましょう。
また、給排気部の周辺に置いている物が原因で、排気不良となることもあります。
他の場所に移動させましょう。
給排気部を掃除する際、カバーを開けて内部部品を触ったり配管の接続部分を外したりする行為は大変危険ですので、決して行わないようにしてください。
3.リモコンをリセット(電源の入れ直し)する

一時的なエラーによる点火不良であれば、リモコンをリセットして直る可能性があります。
《給湯器のリモコンのリセット方法》
- 給湯器の運転を止める
- リモコンの電源を切る
- 再度リモコンの電源を入れる
- エラー「111」が消えたことを確認する
- 再び給湯器でお湯が出るか確認する
4.給湯器本体のコンセント(電源)を入れ直す

ここまで述べてきた方法で対処しても改善がみられない場合は、給湯器本体のコンセントを入れ直してみましょう。
ただし、周囲がガス臭い時や雨が降っている時は引火・感電の危険性があるため、コンセントの入れ直しはしないでください。
《給湯器本体のコンセント(電源)を入れ直す方法》
- リモコンで給湯器の運転を止める
- 電源プラグを抜く
- 10秒ほど待つ
- 電源プラグを再度差し込む
- エラーが消えたことを確認したら給湯をする
給湯器の電源プラグの場所ですが、集合住宅の場合はメーターボックスの中や廊下などの共有スペースに、戸建住宅の場合は外壁や給湯器下部の配管カバー内にあることが多いです。
ここまで紹介した4つの対処方法が、自分でできる限りのことです。
すべて試しても「111」が消えない場合は専門業者を呼んで原因を特定してもらい、原因に合った対処をしてもらう必要があります。
「111」が一時的に直った場合に給湯器を使い続けるリスク

リモコンのリセットや電源の抜き差しにより「111」が解消される可能性について先述しました。
しかし、その効果は一時的であることが多く、無理して給湯器を使い続けることにはリスクがあります。
「111」エラーすなわち点火不良は、ガス機器の中でも比較的危険性が高く、状況次第ではガス漏れや不完全燃焼につながる可能性があります。
お湯が出なくて焦って何度もコンセントを抜き差しする行為や、機器を叩いて無理やり点火させるような行為は、大変危険ですので絶対にやめましょう。
給湯器が故障して「111」が出ている場合、修理すべき?交換すべき?

給湯器が故障して「111」が出ている場合は、給湯器の「修理」か「交換」をしなくてはいけません。
修理すべきか交換すべきかの判断軸は、給湯器の使用年数にあります。
給湯器の使用年数が10年未満であれば「修理」を、10年以上であれば「交換」を検討しましょう。
10年以上使用している給湯器は、メーカーが修理用部品の在庫を持っており修理できたとしても、すぐに他の箇所に不具合が出るリスクがあります。
都度修理をするよりも、新品に変えるほうがトータルコストが安くなる可能性が高いです。
給湯器のエラー「111」を修理で直す場合にかかる費用(目安)

給湯器のエラー「111」を修理で直す場合にかかる費用の目安は、3~12万円程度です。
どこが壊れているのかによって、修理費用は異なります。
ガス・電気・水を動かすすべての部品が正常になるよう、修理しなくてはいけません。
エラー「111」が出る給湯器を交換した事例
以下では、当社がエラー「111」が出る給湯器を交換した事例を2つ、ご紹介します。
1.エラー「111」が表示される給湯器をエコジョーズに交換 東京都品川区

- 工期:2.5時間
- 費用:25~30万円
東京都品川区の戸建住宅にお住まいのお客さまより、ふろ給湯器の交換のご依頼をいただきました。
既存の給湯器に「111」エラーが出たそうで、「次の日にまたお湯が出るようになったけれど、不安なので早く交換したいです」というご相談でした。
現地にて確認したところ、給湯器の経年劣化が「111(点火不良)」の原因だと思われました。
既存の給湯器は、約15年使用していました。
新しい給湯器は「ノーリツ」の機種で、エコジョーズタイプになりました。
エコジョーズとは、少ないガス量で効率よくお湯を沸かせるガス給湯器のことです。
エコジョーズではない機種と比較して本体価格が高めですが、月々の光熱費を安く抑えられます。
隣家との距離が近いため、大きい音が出ないように注意して作業を行いました。
《事例を詳しく見る》
⇒ 「111番」のエラー(点火不良)が発生したふろ給湯器をエコジョーズタイプに交換 東京都品川区
2.エラー「111」が表示される給湯器をインターフォン機能付きエコジョーズに交換 東京都品川区

- 工期:2.5時間
- 費用:30~35万円
東京都品川区の戸建住宅にお住まいのお客さまより、ふろ給湯器の交換工事のご依頼をいただきました。
既存の給湯器の状態は「お湯を使っていると時々エラーが出て、水になってしまうことがある」ということでした。
エラー番号は「111」や「121」とのことです。
新しい給湯器は「リンナイ」のエコジョーズタイプで、インターフォン機能が付いています。
インターフォン機能は「キッチンのリモコン」と「お風呂のリモコン」で、会話ができる機能です。
「長湯が気になる……」という時や緊急時などに、お風呂の中にいる人に話しかけて安全を確かめられます。
《事例を詳しく見る》
⇒ エラーが出てお湯が水になってしまう給湯器の交換工事!エコジョーズのインターフォン機能付き 東京都品川区
まとめ
以上、給湯器のエラー「111」の原因や対処方法、修理にかかる費用や「111」が出た給湯器の交換事例について解説しました。
ガス栓・ガスメーターなど自分で確認するべき点はありますが、原因の追究や具体的な対処については専門業者に任せるとよいです。
記事中でも述べたように、点火不良であるのにもかかわらず無理に点火する行為は大変危険です。
無理に給湯器を使うことはせず、専門業者に相談しましょう。
⇒ 横浜・川崎・東京などでエラー「111」が表示される給湯器を交換するなら『東急でんき&ガス サポート』にご相談ください。


