お知らせ・コラム
コラム
2025/06/30

給湯器の不完全燃焼のサインや症状!すぐにするべきことや修理について解説

給湯器の不完全燃焼のサインや症状!すぐにするべきことや修理について解説

給湯器の使用に関して注意するべきことの1つに、「不完全燃焼」があります。

不完全燃焼とは、酸素不足の状態で燃焼することを指し、一酸化炭素中毒を引き起こすリスクのある危険な現象です。

今回の記事では、給湯器の不完全燃焼のサイン(症状)や原因、不完全燃焼に気付いたらすぐにするべきこと、「不完全燃焼は修理で直るのか?」といった情報を、解説します。

累計4,000件以上の実績!ガス給湯器の交換はこちら

給湯器の不完全燃焼の5つのサイン(症状)

給湯器の不完全燃焼のサインや症状!すぐにするべきことや修理について解説
  1. ニオイや目の痛みを感じる
  2. 給湯器を使用している時に炎が消える
  3. お湯が熱くなったりぬるくなったりする
  4. 給湯器から黒い煙が立ちのぼる
  5. 炎の色が赤色もしくは黄色になる ※瞬間湯沸かし器や一部の給湯器の場合

上記が、給湯器で不完全燃焼が起きている可能性がある、5つのサイン(症状)です。

該当する症状が1つでもあれば給湯器の使用をやめて、早めに給湯器の交換業者に相談することをオススメします。

給湯器で不完全燃焼が起きている時は、一酸化炭素中毒に注意

給湯器で不完全燃焼が起きている時に注意が必要なのは、一酸化炭素中毒です。

給湯器で不完全燃焼が起こると、「一酸化炭素」という毒性を持つ気体を排出することがあります。

一酸化炭素を吸い込むと、頭痛や吐き気・めまいなどの症状があらわれ、一酸化炭素の濃度が濃くなると、命にかかわります。

もし「不完全燃焼かもしれない」と感じたときは、まず給湯器の使用をすぐに中止し、ガス栓を閉めてください。
そのうえで、窓を開けて十分に換気を行ってください。

給湯器の不完全燃焼のエラーコード

給湯器の不完全燃焼のエラーコードは、メーカー・機種によるため一概には言えませんが、たとえば「90」のエラーコードは、燃焼の異常(燃焼状態の確認が必要)を示します。

逆にエラーコードが出ていない場合に、「不完全燃焼が起きているかどうか」を判断することは、専門業者でないと難しいです。

後ほど詳しく解説しますが、給湯器の不完全燃焼を“少しでも”未然に防ぐためには、1年に1回、給湯器の燃焼状況を専門業者にチェックしてもらうことをオススメします。

給湯器が不完全燃焼する3つの原因

給湯器の不完全燃焼のサインや症状!すぐにするべきことや修理について解説
  1. 給湯器の寿命(経年劣化)
  2. 給湯器の水漏れ
  3. 給気口・排気口まわりの障害物

上記は、給湯器が不完全燃焼してしまう3つの原因です。
それぞれの原因について、以下で解説します。

【1】給湯器の寿命(経年劣化)

給湯器の寿命(耐用年数)は約10年といわれており、10年を過ぎると、様々な劣化が見られるようになります。

具体的には炎を出すバーナーや燃焼時に使われる空気を送り込むファンモーターの詰まりなどが挙げられます。

【2】給湯器の水漏れ

給湯器に水漏れがあると、漏れた水がバーナーの中に入り込み、不完全燃焼が起こることがあります。

バーナーとは炎を発生させる部分のことで、そこに水が溜まると、うまく着火できずに不完全燃焼へと繋がります。

【3】給気口・排気口周りの障害物

給湯器の給気口・排気口の周りに障害物があると、その障害物によって給湯器の中で酸素の循環がうまくできなくなり、不完全燃焼が起きることがあります。

給湯器の周りに物を置いている場合は片付けて、ゴミ・鳥の巣・小動物などによって、給気口・排気口が塞がっていないか、こまめに確認しましょう。

給湯器が不完全燃焼している可能性がある時に、自分ですぐにするべきこと

給湯器の不完全燃焼のサインや症状!すぐにするべきことや修理について解説

目がチカチカしたり変なニオイを感じたり、給湯器から大きな音がしたりして、給湯器の不完全燃焼が疑われる場合は、すぐに給湯器の使用を中止してください。

そして念のため、給湯器のガス栓を閉めましょう。

先述しましたが、給湯器が屋内設置の場合は、部屋の窓を開けて換気も行いましょう。

上記の対応が終わった後は、なるべく早く給湯器の交換業者に連絡をして、給湯器の修理・交換を行いましょう。

給湯器の不完全燃焼は修理で直る?

給湯器の不完全燃焼のサインや症状!すぐにするべきことや修理について解説

給湯器の不完全燃焼は、修理によって解消できる場合がほとんどです。

不完全燃焼の原因は様々ですが、機器内部の「熱交換器」「燃焼バーナー」などの不具合によって不完全燃焼が起きているケースでは、これらの部品の交換によって修理が可能です。

修理費用は、修理の内容によって異なります。

修理できる場合であっても、給湯器の使用年数が10年を過ぎているようであれば、新たな不具合がすぐに発生する可能性が高いため、修理ではなく交換するほうがよいでしょう。

給湯器の不完全燃焼を予防する方法

給湯器の不完全燃焼のサインや症状!すぐにするべきことや修理について解説

先にも述べたように、給湯器の不完全燃焼を未然に・完全に防ぐことは難しいですが、少しでもリスクを抑えることはできます。

まずは先にも述べたように、給湯器内部の酸素の循環を滞らせないため、給湯器の周りを波板や荷物などで囲わないようにしましょう。
また給気口・排気口が詰まっていないかどうかも、日頃から確認するようにします。

しかしどれほど注意していても、不完全燃焼が起きてしまうことはあります。

そこでオススメなのは、一酸化炭素を検知できるガス警報器を設置することです。

先にも述べたように、一酸化炭素は中毒症状を引き起こすおそれのある危険な気体ですが、無色・無臭なので、発生になかなか気付けません。

しかし警報器を設置すれば、一酸化炭素の発生に早く気付くことができ、事故を未然に防ぐことができます。

<関連コラム>
⇒ ガス警報器はいらないって本当?CO検知機能付きガス警報器の重要性など解説

「給湯器が屋外に設置されているなら安心?」と思われるかもしれませんが、そうとは言い切れません。

窓の近くの屋外に設置されている場合、不完全燃焼によって一酸化炭素が発生すると、一酸化炭素が「窓から」入ってくる可能性があります。

この場合においても、一酸化炭素を検知できるガス警報器が役に立ちます。

設置から10年が経過している給湯器は「本体ごと交換」がオススメ

給湯器の不完全燃焼のサインや症状!すぐにするべきことや修理について解説

先にも述べたように部品の供給があれば、修理対応できる可能性は高いです。

給湯器の耐用年数である10年を過ぎている場合は、「修理対応が可能な状態かどうか」と「修理用部品があるかどうか」を、業者に確認するとよいでしょう。

給湯器の部品が故障している場合、それは機能が低下し、正常に作動していない状態であると言えます。

その結果、他の部品が本来の役割以上の働きを求められ、負荷がかかっている可能性があります。

こうした負荷がかかった部品は、そうでない部品と比べて故障のリスクが高くなります。
そのため、「最近修理したばかりなのに、また別の不具合が発生した」といったケースが起こることも少なくありません。

何度も修理が必要になれば、その分修理費用も高くなってしまいます。
「最初から交換をしたほうがおトクだった」というケースは、意外と多いです。

給湯器を修理するべきか交換するべきか、一度修繕の担当者に診断してもらうことをオススメします。

まとめ

以上、給湯器の不完全燃焼のサイン(症状)や原因、不完全燃焼に気付いたらすぐにするべきことを、解説しました。

給湯器の不完全燃焼は修理で直ることもありますが、10年以上使用している給湯器の場合は、他の箇所の故障リスクが高いため、本体ごと交換することをオススメします。

⇒ 横浜・川崎・東京などで不完全燃焼の給湯器を交換するなら『東急でんき&ガス サポート』にご相談ください。

累計4,000件以上の実績!ガス給湯器の交換はこちら

故障する前に、
早めのご相談がおすすめです!
サポートエリア
サポートエリア
株式会社エネルギーマーケット
東京都

品川区/大田区

神奈川県川崎市

中原区/幸区/川崎区

神奈川県横浜市

港北区/鶴見区/神奈川区/保土ヶ谷区/西区/都筑区の一部/緑区の一部

年中無休

月~土:9:00~19:00 /

日・祝:9:00~17:00

※1月1日、2日、3日は休業いたします

株式会社東京ハーツ
東京都

渋谷区/世田谷区/目黒区

神奈川県川崎市

高津区/宮前区

神奈川県横浜市

青葉区/旭区/泉区/都筑区の一部/緑区の一部

年中無休

月~土:9:00~19:00 /

日・祝:9:00~17:00

※1月1日、2日、3日は休業いたします

© ENERGY MARKET Co., Ltd. All Rights Reserved.

© TOKYO HEARTS Co., Ltd. All Rights Reserved.

TOPへ
メールで
お見積り