シャワーの水圧が弱い原因と対処法!給湯器交換で直るとは限らない?

「シャワーの水圧が弱い!」と、お困りではありませんか?
シャワーの水圧が弱いと、毎日の入浴で大きなストレスを感じるものです。
シャワーの水圧が弱い場合に考えられる原因は複数あり、それぞれの原因に合った対処を行うことができれば、水圧が改善する可能性があります。
ただし、給湯器を交換しても水圧が改善しない場合があるため注意が必要です。
本記事では、シャワーの水圧が弱い原因と対処方法について、横浜・川崎・東京にお住まいの方の暮らしを支える『東急でんき&ガス サポート』が解説します。
※一般に「シャワーの水圧が弱い」と表現されますが、実際には給水圧力だけでなく、シャワーから出る湯水の量(流量)や、シャワーヘッドから感じる勢いが低下している場合もあります。本記事では、これらを含めて分かりやすく「シャワーの水圧が弱い」と表現します。

シャワーの水圧が弱い場合に考えられる9つの原因・対処方法

- ストレーナーにゴミが詰まっている
- シャワーの散水板(フィルター)が目詰まりしている
- 流量調節栓が締まりすぎている
- シャワーホースや接続部から水漏れしている
- 元栓が締まりすぎている
- マンションの高層階に住んでいる
- エコキュートに交換した
- 地域・建物の構造・環境に問題がある
- 給湯器の故障やフィルターの詰まり
シャワーの水圧が弱い場合には、上記のように様々な原因が考えられます。
それぞれの原因と対処方法について解説します。
1.ストレーナーにゴミが詰まっている
ストレーナーとは、「水栓内の異物を除去するフィルター」のような役割を持つ部品のことです。
このストレーナーにゴミなどが詰まってしまうと、シャワーの勢いが弱くなることがあります。
新築でも、配管や機器に付いていたホコリなどが網状の部分に溜まる場合がありますので、一度ストレーナーの掃除を行ってみてください。
ストレーナーの位置や取り外し方は水栓の種類によって異なります。
詳細はお手元の取扱説明書で確認しましょう。
あくまで参考ですが、一般的な手順は以下の通りです。
《ストレーナーの掃除方法》
- 流量調節栓を「右(時計回り)」に最後まで回して止水する
- マイナスドライバーを使ってストレーナーを「左(反時計回り)」に回し、取り外す(※機種によって回す方向が異なる場合があります)
- 流水にあてながら、掃除用の歯ブラシなどでストレーナーに詰まっている汚れを落とす
- カルシウムや白い水垢が固まって付着している場合、クエン酸水などに30分~1時間浸け置きして落とす
- 向きを間違えないよう元の状態にストレーナーを取付ける
- 流量調節栓を開いてシャワーを出し、水の勢いが戻っているか・水漏れしていないかを確認する
※ストレーナーの位置や取り外し方、止水方法は、水栓の機種によって異なります。必ず取扱説明書を確認し、記載された手順に従ってください。
2.シャワーの散水板(フィルター)が目詰まりしている
シャワーの散水板は、無数の細かな穴が開いています。
この穴にゴミや水垢が詰まると、「シャワーの水圧が弱くなった」と感じることがあります。
散水板を目視で確認して汚れが詰まっているようであれば、やわらかい布やブラシで傷つけないように汚れを落としましょう。
針や硬いブラシなどを散水穴に差し込むと、穴が変形したり内部部品を傷めたりする可能性があるため避けてください。
3.流量調節栓が締まりすぎている
混合水栓の下側や壁の接続部分には、「流量調節栓(止水栓)」があります。
流量調節栓には水量・水圧をコントロールする役割があり、これが締まりすぎていると、湯水の量が少なくなることがあります。
特に新築時や入居直後、水回りのリフォームや水道工事を行った直後などに発生しやすい原因の一つです。
《流量調節栓の調整方法》
- マイナスドライバーを準備する
- 左に回すと開き(流量が増える)、右に回すと閉まる(流量が減る)ので、使いやすい適正な水量に調整する
※一気に開くと、湯水が勢いよく出すぎてしまう可能性があるため慎重に行う
※「水側」と「お湯側」を同じように調整する
※「お湯側」の流量調節栓付近は熱いことがあるため、火傷に注意する
4.シャワーホースや接続部から水漏れしている

シャワーホースやその接続部分から水漏れしていると、シャワーの水圧が低下することがあります。
シャワーホースの表面に亀裂や膨らみ、折れ、つぶれが見られる場合や、接続部から水が漏れている場合は、専門業者に連絡して修理・交換を依頼しましょう。
5.元栓が締まりすぎている
元栓が締まりすぎているために、「家全体の水圧が弱くなっているケース」があります。
まずはシャワーだけでなく、室内の他の蛇口(キッチンや洗面台など)で水が問題なく出るか、ある程度の水圧・水量があるかを確認してください。
※お湯ではなく、各水栓で水(青色の方向)を出して確認しましょう。
ほかの蛇口でも水圧・水量が少ない場合は、元栓が閉まりすぎている可能性があります。
戸建住宅の場合は、水道メーターの近くに元栓があります。
マンションの場合は、玄関のすぐ外側にあるパイプスペースもしくはメーターボックスの中に、元栓が設置されていることが多いです。
元栓が固くて動かない場合や、集合住宅で自宅用の元栓が分からない場合は、無理に操作せず、管理会社や水道修理業者へ相談しましょう。
6.マンションの高層階に住んでいる
集合住宅では、建物の給水方式や階数によって住戸に届く水圧が異なる場合があります。
特に、屋上などの高置水槽から重力で給水する方式(重力給水方式)では、水槽との高低差が小さい上層階ほど水圧が低くなる傾向があります。
建物の給水方式や共用設備は居住者が個別に変更できないため、ほかの蛇口も含めて家全体の水の出が弱い場合は、管理会社やオーナーへ相談してみましょう。
なお、シャワーの勢いだけでも今すぐ改善したい場合は、「低水圧用シャワーヘッド」へ交換してみるのも手軽で効果的な対策です。
7.エコキュートに交換した
「水道直圧式」のガス給湯器から、エコキュートなどの「貯湯式」の電気給湯器に交換した場合、「シャワーの水圧が弱い」と感じることがあります(※)。
給湯器側で圧力を上げることは難しいため、低水圧用シャワーヘッドへの交換が効果的です。
エコキュートへの交換を検討しており、水圧の低下を避けたいという場合は、エコキュートの「高圧給湯タイプ」あるいは「水道直圧タイプ」を選ぶとよいでしょう。
※ エコキュートの水圧がガス給湯器と比較して弱いのは、タンクが水圧で変形することを防ぐために、減圧弁で圧力を下げているためです。
8.地域・建物の構造・環境に問題がある
そもそも「お住まいの地域自体の水圧が弱い」という可能性も考えられます。
その場合はご家庭側での対処が難しいため、お住まいの地域の水道局へ直接相談・確認する必要があります。
また、「配管の老朽化」や「建物の構造」が原因となっているケースもあります。
自力での対処は難しいため、専門業者に確認してもらうとよいでしょう。
さらに、集合住宅において「他の住人も一斉にお湯を使う時間帯」には、シャワーの水圧が弱くなるケースがよく見られます。
個別に対策することもできますが効果は限定的であるため、マンションの管理会社やオーナーへ相談してみるのも1つの方法です。
9.給湯器の故障やフィルターの詰まり

ここまでの原因に該当しない場合、給湯器本体の故障や不具合が考えられます。
具体的には、給湯器内部で水量や水圧の制御を担う「水比例弁」「水量サーボ」の故障のほか、ガス給湯器の給水接続部にあるフィルター(水抜き栓フィルター)にサビやゴミなどの異物が詰まっているケースも考えられます。
何かエラーコードが表示されていないか、確認してみましょう。
エラーコードが表示されている場合やシャワー以外のお湯の出も悪い場合には、専門業者に確認を依頼して、必要に応じて給湯器の修理・交換を行いましょう。
シャワーの水圧が弱い原因は自分で特定できる?

シャワーの水圧低下には様々な原因があり、複数の要因が絡み合っているケースも多いため、ご自身だけで原因を特定するのは容易ではありません。
ただし、専門業者へ相談する前に、まずは手軽に確認・対応ができる以下の点から見直してみるとよいでしょう。
- 流量調節栓(止水栓)の調整
- 他の蛇口(水)の出方の確認
上記を確認・実施しても原因が特定できない場合は、専門業者を呼んで調べてもらうほうが早くて確実です。
給湯器を交換しても水圧が改善しない場合がある

最新の給湯器に交換すれば水圧も改善すると思われがちですが、決してそうではないことに注意が必要です。
給湯器には給湯能力(一度にお湯を作れる量)を表す「号数」という規格があり、号数が大きいほど水圧も安定しやすいですが、それで水圧が上がるとは限りません。
この記事で詳しく取り上げたように、他に原因があるかもしれないからです。
専門業者を呼び、シャワーの水圧が弱い原因をきちんと突き止めて、必要と判断された場合に給湯器の交換を検討しましょう。
まとめ
以上、シャワーの水圧が弱い原因と対処方法について詳しく解説しました。
シャワーの水圧低下を解消するには、まず根本的な原因を正しく突き止めることが重要です。
原因に合った対処をしないと、費用・手間が無駄になってしまうことがあります。
原因の特定が難しい場合や自力での改善が不安な場合は、遠慮せず専門業者に依頼するとよいでしょう。
⇒ 横浜・川崎・東京などで、故障が原因でシャワーの水圧が弱い給湯器を交換するなら『東急でんき&ガス サポート』にご相談ください。


