ガスコンロの火が赤い・黄色いのは危険?故障の原因・対処法と交換費用

普段は青いガスコンロの火が赤や黄色、オレンジ色になっていると、故障やトラブルではないかと不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
この現象は、何らかの原因でガスと酸素の混合割合が崩れることで発生します。
グリルの併用や加湿器の使用など、一時的な環境の変化による心配のない原因もありますが、なかには「不完全燃焼」といった危険な原因が潜んでいる場合もあります。
本記事では、ガスコンロの火が赤や黄色い原因や正しい対処法、放置するリスクについて解説します。
さらに、機器の交換が必要なケースの目安についても、横浜・川崎・東京の暮らしを支える『東急でんき&ガス サポート』が分かりやすくご紹介します。

ガスコンロの「赤い・黄色い炎」は対処が必要

ガスコンロが正常に稼働している場合、その炎は「青色」をしています。
これは、ガスと酸素が正しい割合で混ざり合い、効率よく燃焼している証拠です。
一方、注意が必要なのは炎が「赤く(または黄色やオレンジ色に)」なっている状態です。
炎が赤い場合、何らかの原因でガスと酸素のバランスが崩れている可能性が考えられます。
点火した瞬間に一時的に変色する程度であれば問題ありませんが、使用中ずっと赤や黄色い炎が続く場合は、機器や環境に異常が発生しているサインです。
赤や黄色い炎を放置したままガスコンロを使い続けると、思わぬ事故に繋がるおそれもあります。
赤や黄色の炎に気付いたらそのままにせず、速やかに原因を確認し、必要に応じて専門業者へ相談しましょう。
ガスコンロの火が赤や黄色い状況を放置するリスク
ガスコンロの火が赤や黄色い(不完全燃焼を起こしている)状態を放置すると、以下のような深刻なリスクやデメリットが生じます。
一酸化炭素中毒の危険性
酸素不足のまま燃焼が続くと、室内に有害な一酸化炭素(CO)が発生します。
一酸化炭素は無色無臭で気づきにくいため、放置すると頭痛やめまい、最悪の場合は命に関わる中毒症状を引き起こす恐れがあり大変危険です。
調理器具への「すす(煤)」の付着
赤や黄色い炎のまま調理を続けると、フライパンや鍋の底に黒い「すす」がびっしりと付着してしまいます。
この汚れは一度つくと非常に落ちにくく、安全装置に汚れを付着させ不具合の要因につながります。
また、お気に入りの調理器具を傷める原因になります。
熱効率の低下によるガス代の無駄
青い炎に比べて熱が効率よく鍋に伝わらないため、お湯が沸くまでに時間がかかるなど、無駄なガス代が発生してしまいます。
ガスコンロの火が赤や黄色くなる5つの原因

《危険度が高く、急いで対処が必要》
- 不完全燃焼
《危険度は中程度、対処が必要》
- バーナーキャップの汚れやズレ
- バーナーキャップの劣化
《危険度は低く、特別な対処は必要ない》
- グリルの同時使用
- 加湿器の影響
上記は、ガスコンロの火が赤や黄色くなる主な5つの原因です。
それぞれの原因の詳細を、以下で解説します。
1.不完全燃焼 ※危険度高・急いで対処が必要
不完全燃焼は、コンロの炎を燃やすために必要な空気が不足していることが原因で起こります。
不完全燃焼はガスコンロの故障・劣化に繋がるだけではなく、人体被害を引き起こす危険性があるため、早急に対応する必要があります。
赤や黄色い炎が出てしまったら、まずは火を消すことが最優先です。
万が一ガス漏れを起こしていた場合、換気扇のスイッチを入れると火花で引火する恐れがあるため、電気のスイッチには触れず、窓を全開にして十分な換気(空気の入れ替え)を行ってください。
しばらく様子を見てから再び点火し、炎が青色に戻っていれば、そのまま安心してご使用いただけます。
2.バーナーキャップの汚れやズレ ※危険度中・対処が必要
バーナーキャップとは、点火すると火が出る部分のことです。
換気が十分なのにガスコンロの火が赤や黄色い場合は、次にバーナーキャップの汚れやズレを疑いましょう。
バーナーキャップは、使っているうちに油で汚れたり目詰まりを起こしたりします。
これを掃除しないままガスコンロを使い続けると、ゴミや汚れが内部に詰まり、点火しても酸素が供給されにくい状態になってしまいます。
この酸素不足が原因で、ガスコンロの火が赤や黄色く変色してしまうのです。
また、バーナーキャップが正しい位置からズレている場合も、ガスと酸素のバランスが崩れて同様に火が赤や黄色くなります。
こうした汚れやズレを解消しないまま使用を続けると、次第に火が点かなくなったり、点火してもすぐに消えてしまったりするトラブルに繋がります。
バーナーキャップの汚れ・ズレが原因で炎が赤や黄色くなっている場合は、バーナーキャップの汚れを掃除し正しい位置に戻すことで、問題は解決します。
適切なお手入れの方法については、次の「対処方法」の項目で解説します。
3.バーナーキャップの劣化 ※危険度中・対処が必要

ガスコンロの部品のなかでも、直接火に触れるバーナーキャップは「消耗品」にあたります。
長年使い続けている場合や、変形しているように見える場合は注意が必要です。
原因がバーナーキャップの劣化によるものかを判断するには、赤や黄色の炎が出ているのが「1箇所だけ」なのか、「コンロのすべての口」なのかを確認するのが確実です。
特定の1箇所だけ炎が赤や黄色い場合は、バーナーキャップの劣化が原因である可能性が高いです。
対処方法はバーナーキャップを交換することですが、ひとつの部品の劣化が進んでいる場合、コンロ内部の他の部品も同様に劣化している可能性があります。
自己判断で済ませず、一度専門業者に状態を確認してもらうと安心です。
4.グリルの同時使用 ※危険度低・特別な対処は不要

グリルとコンロを同時に使用すると、一時的に炎が赤や黄色くなる場合があります。
これは機器の異常ではなく、「炎色反応」と呼ばれる化学現象によるものなので心配ありません。
具体的には、グリルで焼いている食材の塩分や水分、カルシウムなどが含まれた煙が排気口から出て、それをコンロの火が吸い込むことで炎の色が変化します。
グリルとコンロを並行してよく使用する方は、「同時に使うと火が赤や黄色くなることがある」と知識として知っておくと安心です。
5.加湿器の影響 ※危険度低・特別な対処は不要
加湿器をつけたままガスコンロを使用すると、炎色反応を起こして火が赤や黄色くなることがよくあります。
加湿器から出る水分(水道水)に含まれる、カルシウムが燃焼するためです。
グリルと同様、化学反応による色の変化であり人体にも影響はないため、心配する必要はありません。
《ガスコンロの火が赤や黄色くなるその他の原因》
- 風・エアコン・扇風機の影響
(室内の風力が強いと、火が偏り赤や黄色くなる) - 火力の変更
(急に火力を変えると赤や黄色くなりやすい) - 鍋や五徳の汚れ
(汚れがあると、炎が変色しやすい)
ガスコンロの火が赤や黄色くなる原因の中で、特に多いものは?
ガスコンロの火が赤や黄色くなる原因の中で特に多いものは、「調理中の水分や塩分の影響」です。
次いで、「不完全燃焼」や「加湿器」です。
警報機が作動したり、フライパンなどの調理器具の底面が黒くすすけていたりする場合は、不完全燃焼の可能性があります。
専門業者に、ガスコンロの確認を依頼しましょう。
また、冬場は寒くて換気が疎かになることに加え、お住まいの地域によっては乾燥がひどく加湿器を多用するために、ガスコンロの火が赤や黄色くなるケースが増えます。
ガスコンロの火が赤や黄色いときの3つの対処方法

- ガスコンロ使用時は十分な換気を行う
- 「バーナーキャップ」に対してこまめな確認や掃除
- 「加湿器」はガスコンロから離して使う
上記は、ガスコンロの火が赤や黄色いときの3つの対処方法です。
原因やそれに基づく対処方法がわからない場合は、ガスコンロの使用を中止して専門業者へ相談しましょう。
1.ガスコンロ使用時は十分な換気を行う
ガスコンロで調理をする際は、換気扇を一緒に使いましょう。
ガスコンロのなかには、点火と連動して自動で換気扇を作動させる機種もあります。
換気扇のつけ忘れが心配な方は、交換の際などにこうした便利な機能を備えた機種を検討してみてはいかがでしょうか。
2.「バーナーキャップ」に対してこまめな確認や掃除
バーナーキャップはこまめに確認し、掃除しましょう。
見た目が気にならないとしても、月に1回程度の掃除が推奨されます。
バーナーキャップの掃除のやり方は、以下の通りです。
- バーナーキャップをガスコンロから取り外す
- やわらかい布・ブラシ・スポンジなどに台所用中性洗剤をつけ、水洗いする
- ひどい汚れや細かい汚れは、歯ブラシやつまようじを用いて落とす
- 水洗い後、バーナーキャップの水気を拭き取る
- 完全に乾かし、ガスコンロに戻す
3.「加湿器」はガスコンロから離して使う
ガスコンロで調理している間は加湿器の使用を避けるか、加湿器を離れた場所に設置するとよいです。
特に「超音波式」の加湿器はガスコンロの炎を赤や黄色くさせやすい性質があります。
火の色への影響を抑えたい場合は、キッチン周辺では「スチーム式」の加湿器を使用すると安心です。
ガスコンロの火が赤や黄色いのは寿命のサイン?交換が必要なケースを解説

ガスコンロの火が赤や黄色いからといって、必ずしも寿命や交換が必要なわけではありません。
まずは、先ほどご紹介した換気やバーナーキャップの掃除を試してみましょう。
これで炎が本来の青色に戻れば、機器の異常ではないため、そのまま安心して使い続けて問題ありません。
ただし、「鍋の底に黒いすすがつく」「異臭がする」といった症状が続く場合は、不完全燃焼を起こしている可能性が高いため注意が必要です。
こうした異変を感じる際は放置せず、専門業者やガス会社へ相談して状態を確認してもらい、その結果を踏まえて修理や交換を検討することをおすすめします。
ガスコンロの耐用年数の目安
ガスコンロの耐用年数(寿命)は、製造から約10年が目安です。
安全基準を定めた「標準使用期間」も10年と設定されていることが多く、これを超えると部品の劣化やガス漏れ・火災などの事故リスクが生じます。
10年以上使用しているガスコンロは、修理ではなく交換を検討しましょう。
ガスコンロの交換費用の相場
交換となった場合、気になるのが費用の相場です。
ガスコンロの種類(ビルトイン型か、据え置き型のテーブルコンロか)によって大きく異なります。
- テーブルコンロ(据え置き型):約4万円〜20万円程度(本体代のみ)
- ビルトインコンロ:約12万円〜40万円程度(本体代+標準工事費込み)
10年以上使用している場合は、修理部品のメーカー供給が終了していることも多いため、上記の費用相場を参考に新しい機器への交換を検討することをおすすめします。
まとめ
以上、ガスコンロの火が赤や黄色い原因と対処方法、状況を放置するリスク、ガスコンロの交換が必要かどうかについて解説しました。
- 不完全燃焼
- バーナーキャップの汚れやズレ
- バーナーキャップの劣化
- グリルの同時使用
- 加湿器の影響
これらの原因すべてに対処してもガスコンロの火が赤や黄色い場合は、ガスコンロ自体に問題がある可能性が高いです。
専門業者へ連絡し、状態を確認してもらいましょう。
⇒ 横浜・川崎・東京などで火が赤や黄色いガスコンロを交換するなら『東急でんき&ガス サポート』にご相談ください。


