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エコキュート
2026/01/14

エコキュートと蓄電池・太陽光発電は併用可能?メリットや費用も解説

エコキュートと蓄電池・太陽光発電は併用可能?メリットや費用も解説

エコキュートを導入するにあたり、蓄電池・太陽光発電との併用を検討している方は多いのではないでしょうか。3つの機器を組み合わせることで、節電や災害対策につながるメリットを得られますが、費用面の負担が大きい点には注意しなければなりません。

本記事では、エコキュートと蓄電池・太陽光発電を組み合わせるメリットとデメリット、導入費用相場と費用を抑える方法について解説します。電気代を節約したい方や災害に備えたい方は、ぜひご一読ください。

エコキュートと蓄電池・太陽光発電は併用できる!

蓄電池のイメージ

エコキュートと蓄電池・太陽光発電の相性が良く、併用するのがおすすめです。蓄電池・太陽光発電の概要をまとめたので、以下も併せてご確認ください。

蓄電池あらかじめ電気を貯めておき、任意のタイミングで放出できる電池。化学反応を利用した「化学電池」の一種であり、充電によって繰り返し利用できることが特徴。
太陽光発電ソーラーパネルに太陽光を当てることで、エネルギーを電気に変える発電システム。永続的に利用できる「再生可能エネルギー」の一種であり、温室効果ガスを排出しないことが特徴。 近年は広い空き地や遊休地を活用し、大規模な太陽光発電設備「メガソーラー」の設置が進んでいる。

太陽光発電でつくった電気は蓄電池に貯められるため、2つの機器はセットで用いるケースが主流です。さらに、エコキュートを加えた3つの機器を組み合わせることで、より効率的に電力を使用できるので、さまざまなメリットが発生します。

一方、費用や設置スペースに関するデメリットもあるため、メリットと天秤にかけながら導入を検討することが大切です。

エコキュートと蓄電池・太陽光発電を併用するメリット

太陽光発電のイメージ

エコキュートは単体でも有用ですが、蓄電池・太陽光発電を組み合わせることで、真価を発揮します。また、節電だけではなく、災害対策や環境保全に関するメリットも享受できます。各メリットの詳細も押さえておきましょう。

電気代を削減できる

エコキュートは「ヒートポンプ技術」により、空気中の熱エネルギーを活用する性質上、お湯を沸かす際の消費電力が少ないため単体でも電気代を抑えられますが、蓄電池・太陽光発電を併用すれば、さらに電気代を削減できます。
エコキュートの電気代が安い理由の一つには、割安の夜間電力を使えるプランに加入できる点も挙げられます。ただし、当該プランは日中の電気代が高くなってしまうため、昼間にお湯が足りなくなった際、沸き増しを実行しにくいことが難点です。

一方、蓄電池・太陽光発電があれば、発電した電気を日中にも自家消費できるので、結果的に電気購入量を抑えられます。

自家消費しきれなかった分は、余剰電力として蓄電池に貯めておけます。余剰電力を夜間の電力消費に充てることで、電気代のさらなる削減を実現できます。

また、電気代の安い夜間に蓄電しておけば、日中の電気代が高くなる時間帯に消費できるので、昼間でもお湯を沸かしやすくなります。

停電中でもお湯と電気が使える

蓄電池は一般的な容量なら1日~2日分、容量が小さいタイプでも半日分の電力を蓄えられるため、停電しても一定期間はエコキュートでお湯を沸かせることがメリットです。

ただし、再沸騰する際は消費電力が大きいので、蓄電池の残量がなくなってしまう可能性もあります。しかし、太陽光発電をセットで搭載しておけば継続的に電力を供給できるため、停電中でも再沸騰しやすくなるでしょう。

日本は地球上でも特に地震や台風が発生しやすい国なので、エコキュート・蓄電池・太陽光発電の組み合わせは、災害時の停電対策として効果的です。

エコキュートを使わない状況下でも、蓄電池を非常用電源として活用すれば、家電や照明の電力を賄えるようになります。特に冷暖房が使えなくなると、時期や地域によっては命が脅かされるため、非常用電源の存在は大きな安心感をもたらすでしょう。

エコキュート単体でも貯湯タンク内に残った分のお湯は使えますが、再沸騰や蓄電・発電はできないので、災害対策には不十分です。

環境保全に貢献できる

資源エネルギー庁の資料「令和5年度(2023年度)における エネルギー需給実績(確報)」によれば、日本の発電量の約7割が化石燃料(天然ガス・石油・石炭)に依存しています。化石燃料を使って発電した場合、CO2をはじめとする温室効果ガスが排出されるため、地球温暖化を促進してしまう要因になります。

一方、太陽光発電はほぼ無限に存在する「太陽光エネルギー」を利用します。化石燃料による発電方法と違って温室効果ガスを排出しないため、地球環境に優しい点がメリットです。

また、蓄電池を組み合わせることで、電力会社からの電気購入量をさらに抑えられるので、環境保全の観点から考えても有用といえるでしょう。

出典: 資源エネルギー庁「令和5年度(2023年度)における エネルギー需給実績(確報)」

エコキュートと蓄電池・太陽光発電を併用するデメリット

太陽光発電のイメージ

エコキュートと蓄電池・太陽光発電を組み合わせると、費用や設置スペースに関するデメリットが発生します。併用はメリットばかりの選択肢ではないため、あらかじめ注意が必要です。各デメリットの詳細もご確認ください。

初期費用の負担が大きい

エコキュート・蓄電池・太陽光発電をすべて導入する場合、少なくともトータルで250万円~350万円程度の費用がかかってきます。長期的な節約効果は高いものの、初期費用の負担が非常に大きいため、よく考えて併用すべきです。

ただし、一定の要件を満たすことで、補助金などを活用できる可能性があります。詳細は後述しますが、費用面の負担をカバーしてくれるため、導入前に必ずチェックしたいところです。

広いスペースが必要

エコキュートはエアコン室外機に似た外観のヒートポンプユニットと、高さ2m前後の貯湯タンクユニットで構成されています。蓄電池のサイズは容量によって異なりますが、高さと幅が0.5m~1m程度、奥行きが0.4m程度です。

どちらも屋外設置が基本ですが、搬入やメンテナンスのために敷地に十分なスペースがないと設置できません。また、機器が放熱できるよう壁や他の設備からある程度距離を離して設置しなければならないため、見た目より広いスペースが必要です。

太陽光発電に関しては、屋根や屋上にソーラーパネルを設置するケースが一般的です。スペースはもちろん、耐荷重やパネルの角度も考慮する必要があります。

200V対応の蓄電池が必要

家庭用蓄電池は大きく分けて「100V対応」と「100・200V両対応」の2種類があります。エコキュートを稼動させる際は200V電源が必要なので、蓄電池も200V対応のものを用意しなければなりません。

一般的に100V電源はご家庭で使われる電化製品、200V電源は工場や大型施設で使われる設備に対応しています。なお、各電圧に対応する機器や設備の具体例は以下のとおりです。

100V対応テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、掃除機、照明機器など
200V対応IHクッキングヒーター、200V仕様のエアコン、エコキュートなど

家庭用蓄電池は100V対応のものが多いため、購入前に必ず100V・200Vの両方に対応しているかどうか確認しましょう。

エコキュート・蓄電池・太陽光発電の導入費用相場

浴室のイメージ

エコキュートの価格はメーカーやモデルによって異なりますが、おおよそ40万円~100万円程度です。豊富な機能を搭載しているタイプや貯湯タンクの容量が多いタイプは、価格も高い傾向にあります。

蓄電池の価格は容量や性能によって変動しますが、5kW前後の家庭用タイプなら100万程度です。10kWを超える大容量タイプの場合、200万円~300万円以上かかる可能性もあります。

施工費用はエコキュートが10万円~50万円程度、蓄電池が20万円~30万円程度ですが、工事内容によっては追加費用がかかるケースもあります。

資源エネルギー庁の資料「太陽光発電について」によると、太陽光発電の設置費用は1kWあたり28.6万円です。エコキュートと組み合わせる場合は3~5kWほど必要なので、設置費用の相場は85.8万~143万円程度となります。

すべての機器を設置する場合、トータルで250万円~350万円程度の導入費用がかかってきます。気軽に用意できる金額ではないため、設置スペースやライフスタイルを考慮しつつ、必要性を判断することが大切です。

ただし、近年は電気代が上昇傾向にあり、今後も値上がりが予測されています。早めに機器を導入したほうが、長期的に見てコストカットにつながる可能性がある点も頭に入れておきましょう。

出典: 資源エネルギー庁「太陽光発電について」

エコキュート・蓄電池・太陽光発電の導入費用を抑える方法

浴槽のイメージ

エコキュートと蓄電池・太陽光発電を併用する場合、導入費用がネックになりがちです。しかし、特定の制度やサービスを活用することで、費用面の負担をある程度は抑えられます。具体的な方法もまとめました。

補助金でカバーする

エコキュート・蓄電池・太陽光発電の導入にあたり、あらかじめ一定の要件を満たせば、国もしくは自治体が提供する補助金を利用できます。

補助金制度の事例をピックアップしたので、ぜひ参考にしてください。

補助金概要
給湯省エネ2025事業性能要件をクリアしたエコキュートを導入する場合、最大13万円の補助金が支給される。
出典:資源エネルギー庁「給湯省エネ2025事業」
こどもエコすまい支援事業エコ住宅設備の設置をともなうリフォーム工事を行う場合、以下の補助金が支給される。
・太陽熱利用システム:1戸あたり2万7,000円
・蓄電池:1戸あたり6万4,000円
出典: 国土交通省「こどもエコすまい支援事業」
東京ゼロエミポイント本事業に登録されている販売店で対象製品を購入および買い替えした場合、1万2,000ポイントが付与される。
出典:東京都「東京ゼロエミポイント 事業概要」
令和7年度神奈川県住宅用太陽光発電・蓄電池導入費補助金太陽光発電と蓄電池を導入する場合、以下の補助金が支給される。
・太陽光発電設備:1kWあたり7万円を乗じた額
・蓄電システム等:1台あたり15万円を乗じた額
※いずれも補助対象経費が上限
出典: 神奈川県「令和7年度神奈川県住宅用太陽光発電・蓄電池導入費補助金」

PPAサービスを活用する

PPA(Power Purchase Agreement)とは、電力販売契約のことです。PPAサービスは、PPA事業者の負担で住宅に太陽光発電システムを無償で設置しつつ、各世帯が使った電力量に応じた費用を支払うサービスを指します。

太陽光発電システムはPPA事業者の所有物であり、初期費用および契約期間中のメンテナンス費用は事業者側で負担するため、導入費用を大幅に抑えることが可能です。

事業者によって契約条件が異なるので、事前にホームページなどで確認しましょう。

エコキュートは蓄電池・太陽光発電とセットで導入しましょう

エコキュートは単体でも電気代を節約できますが、蓄電池・太陽光発電を組み合わせることで、節約効果がさらに増大します。災害発生時の停電対策や地球環境の保全にもつながるため、ぜひセットで導入したいところです。

初期費用は高いものの、補助金やPPAサービスをうまく活用すれば、費用面の負担を軽減できるでしょう。

エコキュートの導入に関して疑問や不安があれば、実績豊富な東急でんき&ガス サポートにご相談ください。

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