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2025/12/10

給湯器の修理は自分でできる?メリット・デメリットや注意点も解説

給湯器の修理は自分でできる?メリット・デメリットや注意点も解説

給湯器が故障した場合、ユーザーが取るべき手段は「修理」もしくは「交換」です。どちらも一長一短あるため、どのような際に修理を選択すべきか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

本記事では、給湯器の修理が自分でできるかどうかを説明したうえで、修理前にできる対処法、修理を依頼すべきケースについて解説します。さらに、修理のメリット・デメリットと業者に依頼する際の注意点も紹介するので、給湯器の調子が悪くて困っている方は、ぜひご一読ください。

給湯器の修理は自分でできる?

浴室のイメージ

給湯器が故障した際は自分で修理せず、必ず修理業者に依頼しましょう。給湯器の構造は複雑で、修理には専門的な知識・技術が求められるためです。

給水周りやガス周りの工事は、専門資格の保有者が実施しなければなりません。必要な資格の一例を以下にまとめましたので、併せてご確認ください。

  • 給水装置工事主任技術者
  • ガス機器設置スペシャリスト
  • 液化石油ガス設備士
  • 簡易内管施工士
  • 内管工事士
  • 特定ガス消費機器設置工事監督者
  • 電気工事士

これらの資格とスキルのない方が修理すれば、かえって状況が悪化して、ガス漏れや火災につながるリスクがあります。また、自分で修理した場合、メーカー保証の対象から外れてしまう可能性もあります。

給湯器の修理前にできる対処法

分電盤のイメージ

ユーザー自身で給湯器の修理はできませんが、修理前に以下のような簡単なリセット作業を行うことで、問題を解決できるケースがあります。

  • リモコンのリセット
    給湯器にエラーコードが表示されている場合は、リモコンをリセットすると、エラーを解消できる可能性があります。給湯器の運転停止後、リモコンの電源を切って数十秒待ち、電源を入れ直すという手順が一般的です。
  • 電源プラグの抜き差し
    リモコンのリセットで解決しない場合、給湯器の電源プラグの抜き差しを行い、本体をリセットします。給湯器の運転停止後、電源プラグを抜いて数十秒待ち、再度差し込みましょう。
  • ブレーカーのON/OFF
    ブレーカーのON/OFFによるリセットで、給湯器のエラーや不具合を解消できる可能性があります。給湯器の運転停止後、ブレーカーを切って数十秒待ち、電源を入れ直しましょう。
  • ガスメーターの復帰
    ガスメーターの安全装置が作動すると、ガスの供給が止まるため、復帰作業が必要です。ガスの元栓を閉めてから、ガスメーター左側の復帰ボタンを押し、赤ランプが点滅してから消灯に変化するまで3分ほど待ちましょう。
  • お湯はり機能の水位調節
    お風呂のお湯はり機能の水位を設定し直し、正常に戻すことで不具合が解消する可能性があります。

雨天時や手が濡れているとき、異音・異臭がするときにリセット作業を行うと、感電・火災が起こりかねないため、絶対に避けてください。

給湯器の修理を依頼すべきケース

浴槽にお湯を貯めるイメージ

給湯器の保証期間が残っていたり、使用期間が短かったりする場合は、交換より修理を選んだほうが得策です。ここでは、給湯器の修理を依頼すべき4つのケースを詳しく解説します。

保証期間内である

給湯器には、通常1~2年程度のメーカー保証期間が設けられています。保証期間内に給湯器が故障した場合、メーカーの点検・修理サービスを利用できるため、費用はかかりません。

ただし、保証の内容や適用条件はメーカーによって異なるため、事前に確認しておく必要があります。

なお、給湯器を販売店で購入した場合、独自の延長保証制度を利用できる場合があるため、該当する方は確認しておきましょう。

東急でんき&ガス サポートでは、最大10年の無料保証を提供しています。
ガス給湯器:あんしん保証サービス
エコキュート:エコキュートの保証について

使用期間が10年未満である

給湯器に設定されている「設計上の標準使用期間」は製造から10年であり、それ以上使い続けると、火災などの重大事故が起こりかねないためです。

使用期間が10年未満であれば、経年劣化が進んでいない場合が多く、修理だけで済む可能性が高くなります。

出典: 独立行政法人製品評価技術基盤機構「使用期間10年を目安に給湯機や食洗機等は点検を受けましょう ~経年劣化による事故を防ぐ「長期使用製品安全点検制度」~」

給湯器本体以外の部分が故障している

給湯器の本体以外の修理だけで復旧できる場合、比較的安価で済みます。給湯器以外の故障により、本体に不具合が生じるケースもあります。以下に、特に故障しやすい箇所をまとめました。

  • 配線の故障(断線、配線の外れなど)
  • 配管の故障(経年劣化による水漏れ、凍結による破損・破裂など)
  • リモコンの故障(ボタンの破損、接触不良など)
  • 機器接続部の故障(パッキンからの水漏れなど)
  • 給水フィルターの不具合(フィルターの目詰まりなど)

給湯器の「修理」を選ぶメリット

浴室のイメージ

給湯器の「交換」ではなく「修理」を選ぶことで、費用と時間を節約できる可能性があります。各メリットについて解説します。

交換より費用を抑えやすい

給湯器はメーカー保証期間内であれば、原則無償で修理を受けられます。メーカー保証期間が切れていても、交換より修理のほうが工事は大がかりにならないため、費用を抑えやすい傾向があります。

修理業者や故障内容にもよりますが、修理費用は出張費・技術料・部品代などを合わせて1~5万円程度が目安です。一方、交換の場合、給湯器本体価格や工事費用の合計が数十万円を超えるケースがあります。

すぐ復旧しやすい

軽微な作業で済み、なおかつ部品の在庫がある場合、即日修理してもらえる可能性があります。特に配管の経年劣化による水漏れなどは、部分的な修理・部品交換だけで済むため、スピーディーに対応してもらえるケースが多いです。

給湯器本体の在庫があれば、交換でも即日対応できる可能性はありますが、取り寄せの場合は数日~1週間程度の期間がかかるでしょう。

給湯器の「修理」を選ぶデメリット

蛇口から出るお湯のイメージ

給湯器の修理を選ぶ場合、再故障のリスクや復旧しない可能性といったデメリットもあります。メリットだけでなくデメリットもよく理解したうえで、給湯器を修理すべきかどうか判断しましょう。

再故障のリスクがある

給湯器全体の経年劣化が進んでいる場合、故障部分を修理しても、他の部分で不具合が発生する可能性があります。再故障が起こると、あらためて給湯器の修理や交換が必要になるため、結果的に費用負担が大きくなりがちです。

特に使用期間が10年以上の場合、経年劣化が進んでいるため、修理で済むケースであっても交換を推奨します。

復旧しない可能性がある

給湯器の修理を依頼しても、必ず復旧するとは限りません。復旧しなかった場合、給湯器本体を交換する必要があります。

例えば、熱交換器やヒートポンプユニットといった心臓部が故障していたり、全体的に経年劣化が進んでいたりすると、修理で解決しない可能性が高くなります。修理の結果に関わらず、出張費や点検費が発生する点にも要注意です。

修理自体ができない可能性もある

長期間使用後に給湯器が故障した場合、メーカーの部品在庫がなくなっていて、そもそも修理できないケースがあります。

給湯器には生産終了後、一定期間は部品を保有しておくルールがあるものの、部品保有期間はBL認定品(優良住宅部品)で10年、非BL認定品だと7年です。つまり、使用期間10年以上の給湯器は故障しやすいにも関わらず、修理しにくい傾向があります。

モデルやメーカーの変更はできない

修理を選んだ場合、今までと同じモデル・メーカーの給湯器を使い続けることになります。一方、交換は費用こそ高くつくものの、最新モデルや別メーカーの給湯器に変更できる点が大きな違いです。

古いモデルの給湯器は、基本的に新しいモデルよりエネルギー効率が劣ります。例えば、従来型給湯器から「エコジョーズ」「エコキュート」などのエコ給湯器に交換すれば、月々の光熱費を抑えられるため、長期的に見てトータルの費用を節約しやすいでしょう。

給湯器を修理する際の注意点

シャワーから出るお湯のイメージ

給湯器を修理する場合、賃貸と持ち家による対応の違いや、修理業者の選定に注意しなければなりません。修理前の対応を誤ると、余計な費用や手間がかかってしまいます。

賃貸と持ち家で対応が変わる

賃貸に住んでいる場合、給湯器の調子が悪くなったら大家さんや管理会社に連絡しましょう。大家さんや管理会社の担当者が修理業者を手配してくれるだけでなく、自分の過失・故意による故障でなければ費用も負担してくれます。

一方、持ち家の場合は、自分で修理業者を手配する必要があります。修理業者は大きく分けて下記の3種類です。それぞれメリット・デメリットがあるため、状況に応じて選びましょう。

修理業者メリットデメリット
給湯器メーカー・大手企業が多いため安心
・窓口の対応品質が高い
・メーカー保証期間内なら無償
・連絡先がわかりやすい
・コストが高い
・修理業者は選べない
・スケジュールを調整しにくい
・他メーカーの給湯器に交換できない
給湯器販売業者・コストが安い
・アフターサービスが充実
・他メーカーの給湯器が豊富
・24時間対応の業者もいる
・業者によって対応品質や技術力の差が大きい
・業者によってサービスの内容が異なる
ガス会社・大手企業が多いため安心
・連絡先がわかりやすい
・コストが高い
・修理業者は選べない
・給湯器の選択肢が少ない

相見積もりを依頼する

自分で修理業者を手配する場合、複数の業者に連絡して相見積もりを取りましょう。1社だけでは、修理費用が適正かどうか判断しづらいためです。

見積額が極端に安い場合、スタッフの対応品質や技術力に不安があることも多く、再故障のリスクが高まるため、避けたほうが良いこともあります。

優良業者を見極める

修理業者のなかには無資格で対応していたり、手抜き工事を行ったりする悪徳業者も存在します。優良業者を選ぶためには、依頼前に公式サイトや口コミサイトなどで資格の有無や施工実績、アフターサービスの充実度を調べておくことが大切です。

また、相談や見積もりを依頼した際、担当スタッフの対応が丁寧かどうかもチェックしましょう。説明内容やレスポンスに不安を感じるなら、依頼を見合わせることをおすすめします。

給湯器の状況に合わせて修理・交換を検討しましょう

給湯器を修理すべきかどうかは、使用期間や故障内容によって異なります。メーカー保証期間内や使用期間が短い状況での故障であれば、低コストの修理がおすすめです。

上記以外のケースで故障した場合、修理によるメリットが少ないため、交換を選んだほうが無難といえます。

給湯器を交換するなら、高効率のヒートポンプユニットで光熱費を大幅に節約できる「エコキュート」をご検討ください。また、エコキュートの導入をご検討の方は、機種選びや設置場所の検討も含め、東急でんき&ガス サポートにお任せください。

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