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エコキュート
2026/01/09

エコキュートの消費電力は?省エネの理由や節電のコツも解説

エコキュートの消費電力は?省エネの理由や節電のコツも解説

エコキュートは熱エネルギーと電気エネルギーを併用する仕組みにより、従来の電気温水器と比べて消費電力を大幅に抑えることができます。

とはいえ、実際にどれくらいの電力を消費するのか、具体的な数値が気になる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、エコキュートの消費電力の目安をはじめ、消費電力が少ない理由や節電につながる使い方のコツについて解説します。エコキュートの導入を検討している方や、ご家庭の電力事情に関心のある方は、ぜひ参考にしてください。

エコキュートの消費電力

蛇口から出る水のイメージ

エコキュートの消費電力がどの程度なのか気になるところでしょう。まずは、基本的なエコキュートの消費電力に加え、一般地向けモデル・寒冷地向けモデルの消費電力も詳しく紹介します。

一般地向けモデル

エコキュートの消費電力の目安は、1.0kW~1.5kW程度です。これは3人~5人家族向けの370L貯湯タンクを使用する一般地向けモデルを想定した数値であり、メーカーやタンク容量によって変動します。

メーカーやタンク容量が同じであれば、モデルやシリーズが異なっていても消費電力の差はほとんどありません。従来の電気温水器の消費電力もタンク容量などの条件で変動しますが、一般的には4.4kW程度の消費電力が必要とされており、エコキュートはその約1/3に抑えられます。

ちなみに、消費電力1.0kW~1.5kWは、電子レンジ・電気ケトル・掃除機・電気ストーブといった電化製品と同程度です。エアコン(冷房)やテレビよりは多く、エアコン(暖房)やIHクッキングヒーターよりは少ない電力で稼働します。

なお、エコキュートの消費電力は季節や気候によっても変動します。空気中の熱エネルギーを利用してお湯を沸かす仕組みのため、気温が高い時期ほどエネルギー効率が高くなり、消費電力を抑えることが可能です。

一方で、気温と水温が低下する冬期にはエネルギー効率が下がり、消費電力が増加する傾向があります。例えば、三菱の一般地向けエコキュート「SRT-P377UB」の場合、中間期(冬期以外)の消費電力は0.85kW、冬期は1.37kWと、約1.6倍の差が生じています。

出典: 三菱電機「2025年度モデル 仕様表

寒冷地向けモデル

北海道や東北地方といった寒冷地向けのエコキュートでは、厳しい寒さのなかでの運転により、消費電力がさらに高くなる傾向があります。ただし、他の給湯器と比較すると、エコキュートは依然として高いエネルギー効率を誇り、電気代の節約につながるケースが多くなっています。

なお、メーカーやタンク容量が同じであれば、モデルやシリーズが異なっていても消費電力の差はほとんどありません。従来の電気温水器の消費電力もタンク容量などの条件で変動しますが、一般的には4.4kW程度の消費電力が必要とされており、エコキュートはその約1/3に抑えられます。

消費電力1.0kW~1.5kWは、電子レンジ・電気ケトル・掃除機・電気ストーブといった電化製品とほぼ同じです。エアコン(冷房)やテレビと比べて多く、エアコン(暖房)やIHクッキングヒーターより少ない電力となります。

【給湯器別】一日あたりの消費電力量の違い

お金のイメージ

JRAIA(日本冷凍空調工業会)の資料「DRready 勉強会(第2回)資料」によると、エコキュートの一日あたりの消費電力量は約4kWhとされています。これは370Lの貯湯タンクを備え、省エネ性能を示すAPF(年間給湯保温効率)を3.5と想定した場合の数値です。なお、APFの数値が3.0を超えると省エネ性が高いとされます。

一方、従来型の電気温水器では、一日あたりの消費電力量が約24kWh~30kWhとされており、エコキュートと比べて大幅に大きくなります。また、ガス給湯器やエコジョーズの場合、電力はほとんど消費しませんが、代わりにガスを使用するため、ガス代が光熱費のおもな負担となります。

このように比較すると、エコキュートの一日あたりの消費電力量は電気温水器の約1/6~1/7に抑えられており、電気代の節約効果が非常に高いことがわかります。さらに、日々の生活で電力の無駄遣いを避けるよう意識すれば、ガス給湯器やエコジョーズよりも光熱費を抑えやすく、家計への負担軽減にもつながるでしょう。

出典:一般社団法人 日本冷凍空調工業会「DRready 勉強会(第2回)資料

エコキュートの消費電力が他の給湯器よりも少ない理由

エコキュートのイメージ

エコキュートの消費電力が少ない理由としては、ヒートポンプ技術を導入している点が挙げられます。

ヒートポンプ技術とは、空気中の熱を冷媒(CO2)が吸収し、コンプレッサーで圧縮・高温化したあとに、熱交換器を通じて水に熱を伝えてお湯を沸かす仕組みです。

従来の電気温水器が電気エネルギーのみでお湯を沸かすのに対し、エコキュートは熱エネルギーと電気エネルギーを併用することが大きな特徴です。

例えば、給湯に必要なエネルギーを「3」と仮定した場合、エコキュートではそのうち「2」を空気中の熱エネルギーでまかない、「1」を電気で補うことができます。一方、電気温水器は「3」をすべて電気でまかなう必要があるため、電気代は高くなりがちです。

さらに、ヒートポンプ技術では自然界に存在するCO2(二酸化炭素)を冷媒として用いるため、地球環境に優しい点も強みといえるでしょう。

エコキュートなら割安の夜間電力を活用できる

エコキュートを導入した場合、割安の夜間電力を利用できるプランへの加入がおすすめです。

以下は、おもな電力会社が提供する夜間電力向けプランの一例です。

  • 東京電力:夜トクプラン
  • 関西電力:はぴeタイムR
  • 中部電力ミライズ:スマートライフプラン
  • 北海道電力:eタイム3プラス
  • 中国電力:ナイトホリデーコース
  • 九州電力:電化でナイト・セレクト
  • 東急パワーサプライ:スマートナイトプラン

夜間電力が安くなる理由は、日中に比べて企業やご家庭での電力使用量が少なくなり、電力供給に余裕が生まれるためです。エコキュートは電気代が安い夜間のうちにお湯を沸かして貯めておく仕組みのため、日中の電力消費を抑えやすく、光熱費の削減につながります。

ただし、プランによっては日中の電気代が高くなる点に注意が必要です。昼間に沸き増しすると、高額な電気代がかかってしまうため、お湯の計画的な利用を心がけましょう。

【節電】エコキュートの消費電力を抑えるコツ

エコキュートのイメージ

エコキュートは特別な工夫をしなくても高い節電効果を発揮しますが、使い方を工夫することで、さらに消費電力を抑えられます。運転モードの使い分けや便利機能の活用など、誰でも簡単に取り入れられる方法が多数あるため、ぜひ参考にしてください。

状況に合わせてモードを使い分ける

エコキュートには、ユーザーの日々の使用湯量を学習したうえで、適切な湯量を自動的に沸き上げる機能が搭載されています。「おまかせ節約」や「おまかせモード」など、モード名称はメーカーごとに異なるため、詳細は取扱説明書で確認しましょう。

また、冬場はお湯の使用量が増える傾向があることから、湯量を多めに沸かすモードに設定しておくと安心です。

休止機能を活用する

お湯を使わない時間帯が決まっている場合は、あらかじめ休止機能を設定することで無駄な沸き上げを防ぎ、電力消費を抑えられます。

例えば、日中は仕事などで家に誰も人がいない場合、昼間に休止機能を適用すれば、余計な電気代がかかりません。休止期間を正しく設定すれば、帰宅後すぐにお湯を使える状態にしておくことも可能です。

旅行や出張などで家を長期間空ける場合は、帰宅日まで沸き上げを休止するとよいでしょう。ただし、2週間以上の不在となる場合は、休止機能の設定に加えて「水抜き」の作業が必要です。

水抜きの基本的な手順は、以下のとおりです。

  1. 漏電遮断器をオフにする
  2. 給水止水栓を閉じる
  3. 逃し弁のレバーを開ける
  4. 排水栓を開けて1分~2分ほど排水する
  5. 給水止水栓を開けて水を出す
  6. 逃し弁のレバーを閉める
  7. 漏電遮断器をオンにする
  8. 蛇口から水とお湯が出ることを確認する

長期不在時の水抜きを怠ると、貯湯タンク内に雑菌・カビが繁殖したり、配管が凍結したりする可能性があります。安全かつ衛生的にエコキュートを運用するためにも、休止機能と水抜きは重要です。

ピークカットを活用する

ピークカットとは、電気代が高くなる電力使用量のピーク時間帯に、エコキュートの自動沸き増しを停止する機能のことです。この機能を有効にしておけば、お湯が少なくなっても、指定した時間帯には自動で沸き増しが行われないように制御できます。

特に、日中の電気代が高くなるプランを利用している場合は、該当時間帯でのピークカットの設定により無駄な電力消費を防ぐことができ、結果的に電気代の節約につながります。

ただし、すべてのエコキュートにピークカット機能が搭載されているわけではありません。非搭載のモデルを使用している場合は、ピーク時間帯を迎える前にお湯の残量をチェックし、必要に応じてピーク時間外に手動で沸き増しすることが大切です。

高温足し湯を活用する

お風呂のお湯を沸かし直したいときは、追い焚きよりも「高温足し湯」の機能を使うほうが節電につながります。

高温足し湯とは、貯湯タンク内の高温のお湯(約60度~80度)をそのまま浴槽内に追加し、ぬるくなったお湯の温度を上げる機能のことです。追い焚きや保温は電気で温度調節を行うため、多くの電力を消費しますが、高温足し湯はタンク内のお湯を足すのみで、電力消費はほとんどありません。

この機能を使うと、使用した分だけ水道代はかかりますが、追い焚きや保温に比べて電気代を安く抑えることができます。ただし、貯湯タンク内のお湯が減るため、湯切れには注意が必要です。

リモコンの表示節電機能を活用する

エコキュートのリモコンの画面が常時表示されていると、わずかながら待機電力を消費します。「表示節電機能」を設定しておけば、未使用時には画面が消えた状態になるため、待機電力を抑えられます。

画面表示による電力消費は微量ですが、こうした小さな節電も日々積み重ねることで、コストカットにつながります。

ヒートポンプユニット周辺のスペースを空ける

ヒートポンプユニットはエコキュートの心臓部といえる装置で、エアコンの室外機のような外観が特徴です。ファンで空気中の熱を取り込み、お湯を沸かす重要な役割を担っています。

このファンを塞ぐ位置に物を置いてしまうと、空気の流れが妨げられて給湯効率が低下し、消費電力が増えてしまいます。節電を実現するためには、ヒートポンプユニット周辺を常に整理整頓し、十分なスペースを確保しておくことが大切です。

ヒートポンプユニットは屋外に設置されることが多いため、植木やゴミなどが近くに置かれていないか定期的に確認するようにしましょう。

消費電力が少ないエコキュートで節電しましょう

エコキュートは従来の電気温水器に比べて消費電力が少ないため、節電志向の方におすすめです。ただし、メーカーや季節・気候によって消費電力は変動することから、自宅の環境やライフスタイルに合ったモデル選びが大切です。

また、エコキュートの設定を見直したり、使用環境を整えたりすることで、さらに消費電力を抑えられます。難しい操作はなく、面倒な作業もほとんどないため、積極的に節電対策を取り入れてみましょう。

なお、消費電力が少ないエコキュートを導入したい方は、実績豊富な「東急でんき&ガス サポート」への相談がおすすめです。修理にも対応しているため、導入後の安心感も得られます。ぜひ一度お問い合わせください。

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