三菱エコキュートのエラーコード一覧!対処法と買い換えのタイミング

エコキュートを使っていると、リモコンに突然エラーコードが表示されることがあります。エラーの内容は、ちょっとした操作で解消できるものから、専門業者による修理や点検が必要なものまでさまざまです。場合によってはお湯が出なくなるなど、使用に支障をきたす恐れがあります。
本記事では、三菱製エコキュートに表示される代表的なエラーコードの意味や原因、利用者が自分でできる対処法、さらに修理や交換を検討すべきタイミングについても解説します。正しい知識を持って、落ち着いて対応しましょう。
利用者側で対処可能なエラーコード一覧と対処方法

三菱製エコキュートのエラーコードは、数字のみ、またはアルファベットと数字の組み合わせで表示されます。「この頭文字なら自分で対処できる」「この頭文字はメーカー対応が必要」といった区分はないため、まずは取扱説明書などでどのような不具合が起きているかを確認することが大切です。
ここでは、三菱製エコキュートのエラーコードのなかでも、利用者側で対応できる代表的なものをピックアップし、症状や考えられる原因、具体的な対処方法を解説します。
| エラーコード | エラーの内容 |
|---|---|
| 103 | 高圧異常 |
| 120 | わき上げ温度高温異常 |
| 121 | わき上げ温度低温異常 |
| 201 | 入水温度高温異常 |
| C03 | 高圧異常 |
| C20 | わき上げ温度高温異常 |
| C21 | 冷媒吐出温度(高温)異常 |
| C30 | 入水温度高温異常 |
| P05 | ふろ用流量センサ/ふろ給湯用電磁弁異常 |
| P37 | ふろ循環ポンプ異常 |
| H01 | リモコン通信異常 |
| U00 | 給水温度高温異常 |
ただし、これらの対処を行っても解決しない場合や、エラーコードが再び表示される場合は、販売店やメーカーなどの専門業者に点検・修理を依頼しましょう。
103、120、121、201、C03、C20、C21、C30
数字のみのエラーコードは、おもに温度異常を検知した際に表示されます。ヒートポンプ配管内の水が適切に循環していない場合や、ヒートポンプに不具合がある場合、異常に低温か高温になっている場合などが当てはまります。
また、Cから始まるエラーコードは、おもにわき上げ異常に関するものです。冷媒ガスの不足や圧力センサの異常、各種サーミスタの短絡、断線など、原因はエラーコードごとに異なります。なお、サーミスタとは温度を測定するための小さな部品です。
おもな対処方法
- 配管のエア抜き運転を行う
- シールパッキンや砂などの配管詰まりを取り除く
- ヒートポンプ配管の止水栓が閉じていないか、水漏れ、配管のつぶれ、逆接続がないか確認する
- 配管の凍結が原因の場合は自然解凍を待つ
- 貯湯ユニットの排水栓がメンテナンス時の位置になっている場合は通常の位置に戻す
上記のような対処方法を実施したあとに、エラーコードを解除します。※解除方法は後述
P05
Pから始まるエラーコードは、おもに混合弁、切替弁、ポンプといった部品に不具合が生じた際に表示されます。症状としては、わき上げや温度調節に異常が発生することがあります。
なかでも、「P05」は浴槽へのお湯はりに異常が起きている場合に表示されるエラーコードです。断水や冬場の配管凍結が原因で表示されることもあります。
おもな対処方法
- 貯湯タンクに水がない場合は給水し、満水にする
- 給水配管専用の止水栓が閉まっている場合は開く
- 浴槽アダプターにゴミが詰まっていれば、歯ブラシなどで取り除く
上記の対処をしたあとに、ふろ自動のスイッチを押してください。
P37
「P37」は、ふろ自動での湯はりや追いだきに異常が起きたときに表示されます。冬季には、ふろ配管の凍結が原因で表示されることもあります。
おもな対処方法
- 凍結している場合は、凍結部分を自然解凍する
- 循環フィルターに汚れやゴミがあれば取り除く
※使用開始後一週間以内の場合は、エラー解除でこちらのエラーコードは消える場合があります。
H01
Hから始まるエラーコードは、リモコンの通信異常や、ヒートポンプと貯湯タンク間の通信異常などを示しています。そのなかでも「H01」は、貯湯ユニットとリモコンの通信が正常に行われていないことを示すエラーコードです。落雷など、外部の要因によって引き起こされる場合もあります。
おもな対処方法
- 貯湯ユニットの電源を切り、1分ほど待ってから入れ直す
上記の方法で解決しない場合は、ケーブルの交換が必要になるケースもあります。その際は、速やかに販売店やメーカーに対応を依頼しましょう。
U00
Uから始まるエラーコードは、おもに湯切れや循環不良を検知した際に表示されます。浴槽の栓の閉め忘れや、タンク内のお湯がなくなっているなど、ご家庭ですぐに対処できるケースも少なくありません。
なかでも「U00」は、貯湯ユニットに給水される水温が高すぎる場合に表示されるエラーコードです。具体的には、45度以上のお湯が給水されている状態を示しています。
おもな対処方法
- 蛇口からしばらくお湯を出し、給水配管の温度を下げる
ただし、上記の対処をしても解決しない場合や、太陽光(ソーラー)で作られたお湯を使用している場合は、販売店やメーカーに相談してください。
修理や点検依頼が必要なエラーコード

続いて、利用者側での対応が難しく、メーカーや販売店への対応依頼が必要となるエラーコードの例を紹介します。発生しやすい代表的なものをピックアップしました。
| エラーコード | エラーの内容 |
|---|---|
| F08 | 漏水検知 |
| H03 | 異機種リモコン接続異常 |
| P01・P20・P21 | 給湯用電動混合弁異常 |
F08
Fから始まるエラーコードは、おもに漏水や水位センサに異常が起きていることを示しています。このエラーが表示されると、浴槽へのお湯はりが正常に行われなくなる場合があり、原因としては貯湯タンク内部の水漏れなどが考えられます。
そのなかでも「F08」は、貯湯ユニットで水漏れを検知すると表示されるエラーコードです。
メーカーや販売店に修理を依頼した場合、以下のような対処を行ってくれます。
- 漏水箇所を特定して修理を行う
- 漏水センサの水抜き後にエラーを解除する
H03
「H03」は、貯湯ユニットと異なる型式のリモコンが設置されている場合に発生するエラーコードです。通信異常の一種で、利用者側では解決できないことが多く、メーカーや販売店の対応が必要です。
メーカーや販売店に修理を依頼した場合、以下のような対処を行ってくれます。
- リモコンの型式を確認し、本体に対応したリモコンに変更する
P01・P20・P21
「P01」「P20」「P21」は、貯湯ユニットの給湯温度を調節する部品に不具合がある場合に表示されます。この不具合が生じると、設定した温度のお湯が出なくなってしまいます。
部品の不具合のほか、給水配管専用の止水栓が閉じていたり、冬期に配管が凍結したりして貯湯ユニットに給水されないことも、考えられる原因です。なお、断水や配管凍結が原因の場合は、復旧すれば解消されるケースもあります。
メーカーや販売店に修理を依頼した場合、以下のような対処を行ってくれます。
- コネクタが抜けていないか確認し、エラーを解除する
- リモコン線接続部に接触不良があれば修復し、あらためて電源を入れる
- 必要に応じて混合弁を交換する
三菱のエコキュートのエラーコードの解除方法

三菱エコキュートでは、エラーコードの解除操作が推奨されているのは2017年以降に製造された機種のみです。それ以前の機種については、メーカーにご相談ください。
エラーコードの解除操作は、台所に設置されているリモコンで行います。機種によって操作方法が異なるため、該当する方法で試してみましょう。
解除方法は、以下の2パターンです。
- 台所リモコンの「時計合わせスイッチ」と「温度スイッチ」を3秒以上同時に押す
- 台所リモコンの「タンク内湯温表示スイッチ」と「▼スイッチ」を3秒以上同時に押す
ただし、エラーの原因が機器の故障である場合、解除しても再度エラーコードが表示されることがあります。その際は、無理に操作を繰り返さず、販売店やメーカーに点検を依頼しましょう。
三菱のエコキュートの寿命と買い替えのタイミング

エコキュートの寿命は約10年、長くても15年ほどといわれています。部品ごとの耐用年数の目安は、ヒートポンプユニットが約5年~10年、貯湯タンクが約10年~15年です。
設置から10年程度が経過している場合、故障時に修理部品の調達が難しくなり、修理に時間がかかる、あるいは対応を断られることがあります。そのため、この耐用年数を交換の判断基準の一つにすると良いでしょう。
目立った故障がなくても、長期間の使用で内部部品は少しずつ劣化します。安全に使用し続けるために、定期的な点検が重要です。
特に、エラーコードが繰り返し表示される場合や、エラーがなくても不具合を感じる場合は、寿命が近い兆候の可能性があります。早めに専門業者やメーカーに相談し、点検を受けるとともに、交換も視野に入れて対応を検討してください。
エラーコードを正しく理解して適切に対処しましょう
三菱のエコキュートに表示されるエラーコードは、「数字のみ」または「アルファベット+数字」で構成されており、エラーごとに不具合の内容や原因が異なります。まずは表示されたコードを確認し、エラーコード一覧表や取扱説明書を参照して、どのような異常が起きているのかを把握しましょう。
なかには、電源の入れ直しや浴槽アダプターの清掃など、利用者自身で対応できる軽微なトラブルもあります。しかし、操作を行っても解消しない場合や、エラーが繰り返し表示される場合は、内部の部品や配管に不具合が生じている可能性があります。その際は、無理に自分で直そうとせず、早めにメーカーや販売店、専門業者へ点検・修理を依頼しましょう。
また、使用開始から10年以上経過している場合は、修理よりも交換を検討するほうが現実的です。機器の状態や費用面も含め、最適な選択を行うには、専門スタッフへ相談しましょう。エコキュートの導入や買い替えをお考えの方は、価格や機種の選定、設置サポートまで幅広く対応できる「東急でんき&ガス サポート」にぜひお問い合わせください。

