ダイキンのエコキュートのエラーコード一覧と対処法を解説

エコキュートを使用していてエラーコードが表示されると、どのように対応したら良いのか、修理や交換が必要なのか、不安な方も多いでしょう。本記事では、ダイキンのエコキュートのよくあるエラーコードと対処法を解説します。また、エコキュートの寿命についても簡単に紹介しているため、エラーコードが出て困っている方、故障のサインや修理が必要な目安、寿命が気になっている方は、ぜひ参考にしてください。
自分で対応できるエラーコード一覧と対処法

ダイキン製エコキュートのエラーコードは、「7」~「U」の頭文字でカテゴライズされています。頭文字を見ることで、どこでエラーが発生しているのか、どういった不具合が起こっているのかをある程度予測できます。
以下は、よくあるエラーコードの頭文字をまとめたものです。
| エラーコードの頭文字 | エラーの内容 |
|---|---|
| 7 | おもにリモコンの通信障害 |
| C | おもに貯湯タンク関連のエラー |
| E | おもにヒートポンプユニットのエラー |
| F | 水漏れを含む貯湯タンクに関するエラー |
| H | 貯湯タンクやヒートポンプユニット関連のエラー |
| J | おもに温度感知(サーミスタ)に関するエラー |
| U | おもにヒートポンプユニット全般に関連するエラー |
ダイキンのエコキュートのよくあるエラーは、その多くが自分で対処可能です。ここでは、自分で対処が可能なエラーコードの原因と、詳しい対処方法を併せて解説します。
なお、ここで紹介する対処法を行っても解決しない、エラーコードが消えない場合は、販売店やメーカーなどに点検・修理を依頼することをおすすめします。
C52
このエラーコードが表示されている場合は、貯湯タンクに不具合が発生し、追い焚き運転ができなくなっています。ただし、エラーコード表示中でも、蛇口やシャワーからお湯の使用は可能です。
対処法は以下のとおりです。
| パターン | 対処法 |
|---|---|
| 水位がふろ接続アダプター※(循環口)までない場合 ※給湯機と浴槽をつなぐ、お湯張りや追い焚き、湯温調節などに使うパーツ。 | エラーのリセットを実行してからアダプターの上まで足し湯を行う。 |
| 断水時 | 給水止水栓を閉め、断水解除後に蛇口を開き、泥水や空気が出なくなるまで水を流す。 給水止水栓の位置はご家庭ごとに異なるため、位置がわからない場合は断水解除後まで待ってから蛇口を開き、泥水や空気が出なくなるまで水を出し続ける。 |
| 凍結時 | 自然に解凍されるのを待ってからエラーのリセットを実行する。 |
| 給水止水栓が閉じているとき | 給水止水栓を開けてから、エラーのリセットを実行する。 |
| どれにも当てはまらない場合 | エラーのリセットを実行し、同じエラーが再現するか確認する。 |
※エラーのリセット方法は後述
上記の対処法で症状が改善されれば問題ありません。再度エラーが表示された場合は、販売店やメーカーに点検・修理を依頼してください。
C55
このエラーコードが表示されている場合は、お湯はりに時間がかかりすぎて運転を停止しています。ただし、蛇口やシャワーからお湯の使用は可能です。
対処法は以下のとおりです。
| 断水時 | 給水止水栓を閉め、断水解除後に蛇口を開き、泥水や空気が出なくなるまで水を流す。 給水止水栓の位置はご家庭ごとに異なるため、給水止水栓の位置がわからない場合は断水解除後まで待ってから蛇口を開き、泥水や空気が出なくなるまで水を出し続ける。 |
| 凍結時 | 自然に解凍されるのを待ってからエラーのリセットを実行する。 |
| 給水止水栓が閉じているとき | 給水止水栓を開けてから、エラーのリセットを実行する。 |
| どれにも当てはまらない場合 | エラーのリセットを実行し、同じエラーが再現するか確認する。 |
※エラーのリセット方法は後述
上記の対処法で症状が改善されれば問題ありません。再度エラーが表示された場合は、販売店やメーカーに点検・修理を依頼してください。
C76
このエラーコードは、台所(浴室)リモコン~貯湯タンク間に通信障害が発生している場合に表示されます。エラーのリセットを実行し、エラーが再現するか確認してください。
※エラーのリセット方法は後述
上記の対処法で症状が改善されれば問題ありません。再度エラーが表示された場合は、販売店やメーカーに点検・修理を依頼してください。
C80
このエラーコードが表示されている場合は、貯湯タンクからヒートポンプユニットにかけてのお湯の循環に異常があります。新しくお湯を作ることはできませんが、蛇口やシャワーからタンク内に残っているお湯の使用は可能です。対処法は以下のとおりです。
| 断水時 | 給水止水栓を閉め、断水解除後に蛇口を開き、泥水や空気が出なくなるまで水を流す。 給水止水栓の位置はご家庭ごとに異なるため、給水止水栓の位置がわからない場合は断水解除後まで待ってから蛇口を開き、泥水や空気が出なくなるまで水を出し続ける。 |
| 凍結時 | 自然に解凍されるのを待ってからエラーのリセットを実行する。 |
| 給水止水栓が閉じているとき | 給水止水栓を開けてから、エラーのリセットを実行する。 |
| 排水栓のツマミの位置が「通常」以外のとき | 貯湯タンク内にある排水栓ツマミを「通常」に戻し、エラーのリセットを実行する。 ※使用中にツマミの位置が自動で変わることはありません。 |
| どれにも当てはまらない場合 | エラーのリセットを実行し、同じエラーが再現するか確認する。 |
※エラーのリセット方法は後述
上記の対処法で症状が改善されれば問題ありません。再度エラーが表示された場合は、販売店やメーカーに点検・修理を依頼してください。
E7
このエラーコードが表示されている場合は、ヒートポンプユニットの不具合で、ファンに異常が発生しています。エラーコード表示中でも蛇口、シャワーからタンク内に残ったお湯の使用は可能です。(新しくお湯を作ることはできません)対処法は以下のとおりです。
| ファンに異物がからまっているとき | ①貯湯タンクの漏電遮断器を「切」にする ②ファンにからんだ異物を取り除く ③漏電遮断器を「入」にする |
| ファンに雪や氷が付着しているとき | ①ヒートポンプユニット周辺の雪を取り除くか溶かす ②ヒートポンプユニット内の雪や氷が自然に溶けるのを待つ ③雪や氷が溶けたあと、貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にしたあと、もう一度「ON」にして使用する |
| どれにも当てはまらない場合 | エラーのリセットを実行し、同じエラーが再現するか確認する。 |
※エラーのリセット方法は後述
上記の対処法で症状が改善されれば問題ありません。再度エラーが表示された場合は、販売店やメーカーに点検・修理を依頼してください。
FA
このエラーコードが表示されているときは、ヒートポンプユニットの不具合で圧力が上がりすぎたため運転を停止しています。なお、エラーコード表示中でも蛇口、シャワーからタンク内に残ったお湯の使用は可能ですが、新しくお湯を作ることはできません。対処法は以下のとおりです。
| 断水時 | 給水止水栓を閉め、断水解除後に蛇口を開き、泥水や空気が出なくなるまで水を流す。 給水止水栓の位置はご家庭ごとに異なるため、給水止水栓の位置がわからない場合は断水解除後まで待ってから蛇口を開き、泥水や空気が出なくなるまで水を出し続ける。 |
| 凍結時 | 自然に解凍されるのを待ってからエラーのリセットを実行する。 |
| 給水止水栓が閉じているとき | 給水止水栓を開けてから、エラーのリセットを実行する。 |
| 排水栓のツマミの位置が「メンテナンス」や「排水」になっているとき | 貯湯タンク内にある排水栓ツマミを「通常」に戻す。 ※使用中にツマミの位置が自動で変わることはありません。 |
| どれにも当てはまらない場合 | エラーのリセットを実行し、同じエラーが再現するか確認する。 |
※エラーのリセット方法は後述
上記の対処法で症状が改善されれば問題ありません。再度エラーが表示された場合は、販売店やメーカーに点検・修理を依頼してください。
H3
「H3」のエラーコードは、ヒートポンプユニットの不具合で、圧力関係に異常があり運転を停止しているときに表示されます。なお、エラーコード表示中も蛇口、シャワーからタンクに残ったお湯を使用することは可能ですが、新しくお湯を作ることはできません。
エラーのリセットを実行し、エラーが再現するか確認してください。症状が改善されれば問題ありません。再度エラーが表示された場合は、販売店やメーカーに点検・修理を依頼してください。
※エラーのリセット方法は後述
H54
このエラーコードは、貯湯タンクに不具合が発生しているときに表示されます。三方弁というお湯と水を送り分ける弁に異常が発生し、運転を停止している状態です。
なお、「H54」の表示中は、蛇口やシャワーからタンクに残っているお湯の使用ができますが、新しくお湯を作ることはできません。
エラーのリセットを実行し、エラーが再現するか確認しましょう。症状が改善されれば正常です。再度エラーが表示された場合は、販売店やメーカーに点検・修理の依頼をしてください。
※エラーのリセット方法は後述
HJ
このエラーコードが表示された場合は、循環水系統の不具合が発生しています。なお、このエラーコード表示中は、蛇口やシャワーからタンクに残ったお湯を使用できますが、新しくお湯を作ることはできません。対処法は以下のとおりです。
| 断水時 | 給水止水栓を閉め、断水解除後に蛇口を開き、泥水や空気が出なくなるまで水を流す。 給水止水栓の位置はご家庭ごとに異なるため、給水止水栓の位置がわからない場合は断水解除後まで待ってから蛇口を開き、泥水や空気が出なくなるまで水を出し続ける。 |
| 凍結時 | 自然に解凍されるのを待ってからエラーのリセットを実行する。 |
| 給水止水栓が閉じているとき | 給水止水栓を開けてから、エラーのリセットを実行する。 |
| どれにも当てはまらない場合 | エラーのリセットを実行し、同じエラーが再現するか確認する。 |
※エラーのリセット方法は後述
上記対応でエラーが解消すれば正常です。再度エラーが表示された場合は、販売店やメーカーに点検・修理を依頼してください。
J3
「J3」は、ヒートポンプユニットの不具合時に表示されるエラーコードで、圧縮機の吐出管温度を測るサーミスタが温度異常を検知しています。
なお、このエラーの表示中は、蛇口やシャワーからタンクに残ったお湯を使用できますが、新しくお湯を作ることはできません。対処法は以下のとおりです。
| 断水時 | 給水止水栓を閉め、断水解除後に蛇口を開き、泥水や空気が出なくなるまで水を流す。 給水止水栓の位置はご家庭ごとに異なるため、給水止水栓の位置がわからない場合は断水解除後まで待ってから蛇口を開き、泥水や空気が出なくなるまで水を出し続ける。 |
| 凍結時 | 自然に解凍されるのを待ってからエラーのリセットを実行する。 |
| 給水止水栓が閉じているとき | 給水止水栓を開けてから、エラーのリセットを実行する。 |
| どれにも当てはまらない場合 | エラーのリセットを実行し、同じエラーが再現するか確認する。 |
※エラーのリセット方法は後述
上記対応でエラーが解消されれば正常です。再度エラーが表示された場合は、販売店やメーカーに点検・修理を依頼してください。
U4
「U4」は、ヒートポンプユニット~貯湯タンク間の通信障害が発生しているときに表示されるエラーコードです。エラーのリセットを実行し、同じエラーが再現するか確認してください。症状が改善されれば問題ありません。
再度エラーが表示された場合は、販売店やメーカーに点検・修理を依頼してください。
※エラーのリセット方法は後述
U51
このエラーコードが表示される場合は、お湯はりに時間がかかりすぎて運転を停止しています。エラーコード表示中は、「ふろ自動」でお湯はりが可能です。また、蛇口やシャワーからお湯を使うこともできます。対処法は以下のとおりです。
| ふろ配管が汚れている可能性があるとき | エラーのリセットを実行してから配管洗浄を行う。 <配管洗浄の手順> ①ふろ自動運転を「切」にして、水またはお湯をふろ接続アダプターの10cm上まで入れる ②市販の洗浄剤を投入する ③浴室リモコンの「配管洗浄」ボタンを押す ④洗浄終了後に排水し、再度水をふろ接続アダプターの10cm上まで入れる ⑤浴室リモコンの「配管洗浄」ボタンを押し、すすぎをする ⑥排水する |
| 断水時 | 給水止水栓を閉め、断水解除後に蛇口を開き、泥水や空気が出なくなるまで水を流す。 給水止水栓の位置はご家庭ごとに異なるため、給水止水栓の位置がわからない場合は断水解除後まで待ってから蛇口を開き、泥水や空気が出なくなるまで水を出し続ける。 |
| 凍結時 | 自然に解凍されるのを待ってからエラーのリセットを実行する。 |
| 給水止水栓が閉じているとき | 給水止水栓を開けてからエラーのリセットを実行する。 |
| ふろの栓が外れているとき | ふろの栓を閉じてからエラーのリセットを実行する。 |
| お湯はり中にお湯を組みだし過ぎたとき | エラーのリセットを実行してから再度お湯はりをする。 |
| どれにも当てはまらない場合 | エラーのリセットを実行し、同じエラーが再現するか確認する。 |
※エラーのリセット方法は後述
上記の対処法で症状が改善されれば問題ありません。再度エラーが表示された場合は、販売店やメーカーに点検・修理を依頼してください。
740
このエラーコードは、台所リモコンと貯湯タンク間の通信障害で運転を停止しているときに表示されます。エラーのリセットを実行し、エラーが再現するか確認してください。症状が改善されれば問題ありません。
再度エラーが表示された場合は、販売店やメーカーに点検・修理を依頼してください。
※エラーのリセット方法は後述
点検・修理が必要なエラーコード

ここでは、ダイキンのエコキュートのよくあるエラーコードのなかから、自分での対応が難しく、メーカーや販売店による点検・修理が必要なコードを紹介します。
H56
このエラーコードが表示されるときは、貯湯タンクで不具合が起きています。お湯と水を混合させるパーツ(湯はり混合弁)に問題があり、運転を停止している状態です。
エラーコード表示中は、「ふろ自動」でのお湯はりはできませんが、浴室のカランやシャワーからお湯を出すことはできます。
お湯はり時に熱いお湯が出る可能性があるため、販売店やメーカーに点検あるいは修理を依頼してください。
H59
「H59」は、貯湯タンクの不具合で表示されるエラーコードです。お湯と水を混合させるパーツ(給湯混合弁)に異常があり、運転を停止しています。やけどの恐れがあり危険なため、使用を中止してください。
販売店やメーカーに、点検・修理を依頼しましょう。
液晶画面に表示されたエラーコードのリセット方法

ダイキン製エコキュートでエラーをリセットする場合、以下の2つ方法があります。
①リモコン操作(おもに貯湯タンクの不具合時)
エラーコードの例:C52、C55、C76、C80、H54、U51
②漏電遮断器のリセット(おもにヒートポンプユニットの不具合時)
エラーコードの例:E7、FA、H3、HJ、J3、U4、740
①の場合、リモコンの「確定」「決定」「▲」のいずれかのボタンを10秒長押しします。リモコンの種類によってボタンが異なるため、わからない場合は取扱説明書を確認してください。
②は、貯湯タンクの漏電遮断器を10秒以上「OFF」にし、再度「ON」にします。漏電遮断器は点検ふたの内側にありますが、点検ふたの位置は機種によって異なるため、わからない場合は取扱説明書を確認してください。
エコキュートの寿命と交換の目安

給湯機として人気の高いエコキュートですが、どれほど高性能な機種であっても永久に使えるわけではありません。
ここでは、エコキュートの寿命と使用年数以外の交換の目安となるポイントを解説します。
エコキュートの寿命
一般的に、エコキュートの寿命は10~15年といわれています。ただし、使用頻度が高い場合やメンテナンスが不十分な場合、10年未満で交換が必要になる場合もあります。少しでも長く使い続けるためにも、定期的なメンテナンスは欠かさずに行いましょう。
また、エコキュートはパーツごとでも寿命が異なります。例えば、ヒートポンプユニットには繊細な部品も含まれており、エコキュートの交換・買い替え時期よりも早く寿命を迎える可能性があります。
一方、貯湯タンクユニットは、きちんとメンテナンスをすればエコキュートの交換・買い替え時期まで使用できるでしょう。
メーカーや機種によって異なりますが、修理部品を保持する期間は該当モデルの生産終了から10年が一般的です。つまり、10年を過ぎると部品がなくなり次第、修理が不可能となるため交換対応になります。
エコキュートの寿命についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてください。
エコキュートの交換の目安と費用
使用年数以外に、以下のような症状が出たら、それは故障のサインです。交換を検討してください。
・湯温が不安定、お湯が出ない
・お湯が変色する、ゴミやサビがまざる
・配管などからお湯が漏れる
・エコキュートから異音がする
・追い焚きできない
交換費用はメーカーによって異なりますが、だいたい50~70万円ほどが目安です。
エコキュートは普段からのメンテナンスが大切
ダイキンのエコキュートを使用していてエラーコードが表示されたときは、内容に応じた対応が必要です。エラーによっては修理が必要になることもあるため、詳細をしっかり確認しましょう。
一般的なエコキュートの寿命は10~15年ですが、使い方によっては10年以下になることもあります。修理や交換の費用は決して安くはないため、普段からメンテナンスをきちんと行うことが大切です。
また、もしものときに備えて、保証期間と保証内容も確認しておきましょう。少しでも修理費用を抑えたいなら、延長保証の加入がおすすめです。
くわえて、エコキュートの使用中に、問題が発生したときの相談窓口も確認しておきましょう。ダイキンの場合、24時間365日対応のサポート窓口があります。同じく年中無休でサポートを受けられる場所として、東急でんき&ガス サポートもおすすめです。
エコキュートの修理や交換をご検討の方は、ぜひご相談ください。

