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エコキュート
2025/11/05

エコキュートの水圧が弱く感じるのはなぜ?原因と水圧を上げる方法

コキュートの水圧が弱く感じるのはなぜ?原因と水圧を上げる方法

エコキュートの水圧は本当に弱い?

シャワーから出る水の様子

エコキュートの水圧は「弱い」と感じる声がある一方で、「特に気にならない」という声も多く、実際の感じ方には大きな個人差があります。ガス給湯器の最新機種では高水圧タイプのもが主流となっていますが、古いタイプのガス給湯器から切り替えた場合は、これまでの水の勢いと比べると物足りなさを感じるケースがあるかもしれません。

ただし、導入する設備や使用環境によって快適さは大きく変わるため、一概に「弱い」とは言い切れません。また、近年はメーカーが改良を重ねていることから、水圧に配慮した高水圧タイプの機種も登場しています。エコキュートの導入を検討している方は、以下の記事も併せて参考にしてください。

エコキュートの水圧が弱いといわれる原因

シャワーから出るお湯のイメージ

エコキュートは構造上、水圧が弱く感じることがあります。設置環境や建物の条件に加え、減圧弁やフィルターの不具合なども影響要因です。高層階や古い設備では特に注意が必要で、暮らしに合った機種選びや定期的な点検が快適な使用につながります。

エコキュートの構造

エコキュートは「貯湯式」を採用しており、一度タンクに貯めたお湯を供給する仕組みになっています。そのため、水道本来の圧力を直接利用できず、水圧が弱いと感じやすいのが特徴です。

一方、ガス給湯器は「水道直圧式」を採用しているため、水道の強い勢いをそのまま活かせます。

また、エコキュートのタンクは高い圧力に対応していないため、減圧弁で水圧を下げる構造になっている点も水圧低下の要因です。ただし、近年は高圧タイプが普及していることから、水圧の弱さを感じにくくなってきています。

設置場所や建物の影響

設置する建物や環境も、エコキュートの水圧に影響を与える要因の一つです。

高層階や標高の高い地域では、水道水を上層階まで送るための加圧設備が十分でないケースがあり、その結果エコキュートの水圧が弱く感じられることがあります。古い建物や劣化した水道設備では水圧が不安定になりやすく、快適さに欠ける場合もあるでしょう。

また、給湯器のタンク容量が世帯の使用量に合っていない場合も水圧が弱まる原因につながるため、暮らしに合わせたタンク容量を選ぶことが重要です。

本体機器や周辺設備の不具合

エコキュート本体や周辺設備の不具合も、水圧低下の原因として見過ごせないポイントです。

減圧弁や給湯管にあるフィルターが詰まると水の流れが阻害され、水圧が弱まってしまうケースがあります。給湯設備や本体内部の不具合によって水圧が安定しないこともあるでしょう。

また、急に水圧が弱くなった場合は水漏れの可能性があるため、水道メーターを確認し、必要に応じて専門業者への相談が必要です。

強い水圧のエコキュートを選ぶべきなのか?

シャワーから出るお湯のイメージ

水圧の強いエコキュートはシャワーの勢いがしっかりしているため、浴び心地や使い勝手を重視する人に人気です。水圧が強いと石けんなどを素早く洗い流しやすく、勢いのあるお湯を身体にあてることでマッサージ効果も期待でき、リラックスにもつながります。

また、キッチンと浴室を同時に使っても水圧が安定しやすく、2階に浴室がある住宅でも快適に利用することが可能です。

ただし、敏感肌の方や小さな子どもの場合は、必要な皮脂まで洗い流して乾燥やかゆみの原因となるおそれがあるため注意が必要です。出湯量の増加で水道代が上がりやすい点も考慮しましょう。節水意識を持った使用が大切です。

なお、水圧の強いエコキュートは標準タイプより本体価格が高めですが、導入時に国や自治体の補助金制度を利用できる場合があります。

エコキュートの水圧を上げるための方法

浴室のイメージ

エコキュートの水圧が弱いと感じても、設定温度の見直しや設備の調整、機器の交換などで改善できるケースがあります。

ここでは、エコキュートの水圧を高めて快適に使うための具体的な方法について解説します。

設定温度を見直す

エコキュートは高温のお湯と水道水を混ぜて適温にする仕組みのため、設定温度を上げることで水道水の圧力が加わり、水圧が強く感じられる場合があります。

水圧を強めたいときは、給湯温度を50〜60度に設定すると、改善が期待できるでしょう。

ただし、温度を上げすぎると火傷のリスクが高まります。また、設定温度が高いほど水道水の使用量が増え、水道代などの増加につながるため注意しましょう。

特に小さな子どもがいるご家庭では、火傷防止のため42度以下を目安に設定すると安心です。エコキュートの設定温度については、以下の記事で詳しく解説しています。

止水栓の開閉具合を調整する

水圧が弱いと感じるときは止水栓の状態を確認してみましょう。

止水栓が半開きの状態だと、水圧が弱まる原因になります。特に水道工事や点検後は、中途半端な位置で閉められていることがあるため要注意です。

止水栓を全開にすれば改善する場合もありますが、逆に水圧が強くなりすぎて使いづらいこともあります。その場合は少しずつ閉めて調整し、水量とのバランスを見ながら最適な開度に整えるのがおすすめです。

シャワーヘッドの詰まりを取り除く

シャワーだけ水圧が弱いと感じる場合は、シャワーヘッドの目詰まりが原因かもしれません。水道水に含まれる成分や石けんカスなどが付着すると、汚れが溜まり水の流れが妨げられ、シャワーの勢いが落ちてしまいます。

歯ブラシや爪楊枝を使ってシャワーヘッドの穴部分を丁寧に掃除すると、改善が期待できるでしょう。

それでも改善しない場合は、シャワーヘッド自体の劣化が考えられるため、交換を検討するのも方法の一つです。

複数箇所でのお湯の同時使用を控える

一般のご家庭の多くは、給湯器から出た配管を複数に分けて各所へ送る「先分岐工法」を採用しており、給湯元の圧力を複数の蛇口で共有しています。

そのため、複数箇所で同時にお湯を使うと水圧が分散し、一つひとつの勢いが弱まってしまうため注意が必要です。例えば、キッチンでお湯を使いながら同時にシャワーを浴びると、水圧が急に下がる原因となります。キッチンや洗面所、浴室などでのお湯の使用タイミングをずらすなど工夫して、水圧の低下を防ぎましょう。

低水圧対応のシャワーヘッドを使う

水圧が物足りないと感じる場合は、低水圧用に設計されたシャワーヘッドに交換するのも効果的です。小さな穴や穴数の工夫によって、少ない水量でも勢いのあるシャワーを実現できるようになっています。

ただし、製品によっては水の出方が直線的で広がりにくく、使いにくいと感じることもあるかもしれません。購入前に使用感を確認して選ぶと安心です。

加圧ポンプを設置する

加圧ポンプを設置してエコキュートの水の勢いを補う方法も解決策の一つです。ポンプをあと付けすればシャワーの勢いが改善されやすく、快適に利用できる可能性があります。

ただし、すべてのエコキュートに対応しているわけではないため、設置前に機種ごとの適合を確認しておくことが欠かせません。

また、加圧ポンプは、電力を使用するため電気代が増える可能性があり、ランニングコストも考慮しましょう。

高水圧タイプのエコキュートに交換する

さまざまな工夫をしても水圧が十分に改善されない場合は、高水圧タイプのエコキュートへの交換を検討するのもよいでしょう。

高水圧タイプであれば2階の浴室でも快適にシャワーが使えるため、水圧の不満を解消しやすくなります。特に、最新モデルは水圧だけでなく省エネ性能やスマートフォンとの連携など性能面も改善されていて、買い替えの際におすすめです。

ただし、標準タイプより本体価格が高めな傾向にあるため、導入を検討する際には予算に応じて機種ごとの価格差を事前に確認しておきましょう。

高水圧タイプのエコキュートを導入する場合の留意点

シャワーから出るお湯のイメージ

エコキュートの水圧は「kPa」で表され、標準から高圧、さらにパワフル高圧まで性能が異なります。ただし高水圧は配管への負担や水道代増加のリスクもあるため、導入前の配管確認や節水モード搭載機種の活用が安心・快適な利用につながります。

水圧性能の指標「kPa」を比較する

エコキュートの水圧を示す単位は「kPa(キロパスカル)」です。標準タイプはおよそ170〜190kPa、高圧タイプはおよそ280〜330kPaで、水道直圧タイプでは最大で500kPa程度に達します。

水圧を重視する場合は高圧タイプを選ぶとよいでしょう。シャワーの水圧や複数箇所での同時使用時にも安定しやすいのが特徴です。

特に、高圧タイプのなかでも水圧をさらに強化したモデルなら、2階の浴室でも十分な勢いを確保でき、大家族の世帯にも適しています。

高圧仕様に耐えうる配管か確認する

高圧タイプや水道直圧タイプのエコキュートは水圧が強いため、古い配管では圧力に耐えられず破損するリスクがあります。

特に経年劣化した配管は内部の強度が低下している可能性があり、そのまま使用すると水漏れや配管破裂といったトラブルにつながりかねません。導入前には必ず配管の状態を点検し、必要に応じて交換を検討することが大切です。

安全性に不安がある場合は施工業者に相談し、適切な判断を仰ぐと安心でしょう。

節水モード搭載のエコキュートを検討する

高水圧タイプは勢いのあるお湯を使える反面、1分当たりの出湯量が増えるため、標準タイプと比べると水道代がかさみやすい傾向にあります。

水道料金が気になる方は、高水圧でありながら節水モードを備えたエコキュートを検討するとよいでしょう。節水モード搭載機種なら、自動で湯量や温度を調整してくれるため、無駄を抑えながら快適に給湯を利用できます。

エコキュートの導入前に水圧について理解しましょう

エコキュートは構造上、水圧が弱く感じられる場合がありますが、高水圧タイプの機種を選んだり改善策や周辺設備の工夫を取り入れたりすることで、快適に使えるようになってきています。

設置環境や建物の状態、本体や周辺機器の不具合なども水圧に影響するため、導入前には給湯箇所の数や配管の状態などをしっかりとチェックし、必要に応じた対応を行いましょう。

エコキュートの導入や交換を検討中の方は、東急でんき&ガスサポートへお気軽にご相談ください。

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