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エコキュート
2025/10/22

エコキュートはやめておけと言われる理由は?後悔しない選び方を解説

貯められたお湯のイメージ

「エコキュートはやめとけ」と言われることもありますが、それでもエコキュートには多数の方から選ばれる理由があります。本記事では、「やめとけ」と言われてもエコキュートが選ばれる理由や、相性の良いご家庭の特徴、後悔しないエコキュート選びの手順について解説します。エコキュートの導入を悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

「エコキュートはやめておけ」と言われる理由

浴槽に貯まっていくお湯のイメージ

エコキュートについてクチコミや評判などを調べていると、「エコキュートはやめておけ」という文言を見たり聞いたりすることがあります。その理由は、おおまかには以下の8つです。

  • 初期費用が高い
  • お湯切れのリスクがある
  • 水圧の問題がある
  • 動作音が問題になることがある
  • 電力プラン変更の手間がかかる
  • 設置するのにスペースが必要になる
  • 好きな入浴剤を使えなくなる可能性がある
  • 寒冷地では熱効率が低下することがある

一方で、エコキュートは2025年3月に累計出荷台数1000万台を超えており、ネガティブな意見がありながらも多くの方に選ばれる理由があるといえるでしょう。

出典:一般社団法人 日本冷凍空調工業会「エコキュート1,000万台突破

エコキュートが選ばれる理由とは?

シャワーから出るお湯のイメージ

エコキュートは、空気の熱を利用してお湯を沸かすため、光熱費を大幅に削減できる点が大きな魅力です。また、火を使わないため火災リスクが低く、断水や停電時でもお湯を使用できるため、災害時の備えとしても有効です。さらに、環境に配慮した機器として、補助金制度の対象になることもあります。

光熱費が安くなる

お湯の使用量や地域によっても異なりますが、エコキュートはガス給湯器や電気給湯器と比較すると光熱費を大幅に抑えることが可能です。なぜなら、エコキュートは電気だけではなく空気の熱を利用してお湯を作っているためです。

エコキュートは空気の熱を活かしてお湯を作ります。その際、消費電力1に対して空気の熱エネルギーを約2倍利用するため、効率的にお湯を沸かせます。理論的に光熱費を1/3に抑えることができます。

また、エコキュートは深夜にお湯を沸かすので、深夜に電気代が安くなるプランを利用すれば、さらに光熱費を節約できるでしょう。エコキュートは初期の導入費用こそ高いものの、費用対効果が高く、長期的に使用し続ければ導入費用を回収できるでしょう。

断水や停電時でもお湯が使える

エコキュートは空気の熱と電力を使ってお湯を沸かし、それを貯湯タンクに貯めて、必要に応じて使う仕組みになっています。そのため、断水時でもタンク内にお湯や水が残っていれば、手洗いや洗濯、トイレなどにお湯を利用することが可能です。断水時の「トイレが使えない」という大きなストレスを失くせるのは、エコキュートの見逃せないメリットでしょう。

ただし、タンク内の水は飲用には適していない点には注意が必要です。あくまで生活用水としての活用にとどめ、誤って飲まないようにしましょう。

火災のリスクが下がる

エコキュートでは空気の熱と電力を使いますが、火を使うことはありません。これにより、ガス給湯器に比べて火災のリスクが大幅に低く、安全性が高いといえます。

ガス給湯器の場合、ガス漏れによる爆発や火災などのリスクが常につきまといます。特に不完全燃焼が起きた際には一酸化炭素中毒を引き起こす可能性があり、大変危険です。その点、エコキュートならこれらのリスクを回避でき、小さな子どもや高齢者のいるご家庭でも安心して使用できます。

安全性の高い給湯方法を選ぶことで、ご家庭全体の安心感が高まるでしょう。

環境に配慮されている

エコキュートは「ヒートポンプ技術」を利用して、空気中の熱とわずかな電力を使ってお湯を沸かします。そのため、従来のガスや石油を使った給湯器と比べて、二酸化炭素排出量を抑えることが可能です。

また、夜間の電力を利用することで電力負荷の平準化に貢献します。夜間は電力需要が少なく再生可能エネルギーも含む余っている電力の有効利用が可能です。結果的に無駄な発電や二酸化炭素排出量を減らし、環境への負荷を軽減することができます。

環境への負荷を減らしながら快適な生活を実現したいと考えるご家庭にとって、エコキュートは非常に魅力的な選択肢です。サステナブルな暮らしを目指すうえで、エコキュートの導入は一歩先を行く取り組みといえるでしょう。

補助金が出るケースがある

エコキュートは、導入時に数十万円程度の費用がかかるため、初期費用の高さがネックになることもあります。しかし、国や自治体による補助金制度を活用すれば、その負担を大きく軽減できます。

2025年現在、国の補助金制度として「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金(給湯省エネ2025事業)」が実施されています。エコキュートの補助額は基本額として6万円/台、性能加算額として4万~7万円/台です。

さらに、設置と同時に古い電気温水器や電気蓄熱暖房機の撤去工事を行う場合、その工事費用にも定額の補助が出るケースがあります。補助金の詳細や申請条件については、「給湯省エネ2025事業」の公式サイトをご確認ください。

出典:経済産業省資源エネルギー庁「給湯省エネ2025事業【公式】」

エコキュートと相性が良いご家庭とは?

エコキュートは環境にやさしく経済的な給湯システムとして注目を集めていますが、どのようなご家庭にも最適というわけではありません。エコキュートには相性の良いご家庭のタイプがあり、その特徴を理解することで、より効率的にエコキュートを使用できます。

ランニングコストを抑えたいご家庭

エコキュートは導入時の初期費用こそ高い傾向があるものの、運用を始めてからのランニングコストを抑えられることが特徴です。エコキュートはお湯を沸かす際に、電気エネルギーだけを使うのではなく、空気中に含まれる熱エネルギーも活用することで、月々の光熱費を大きく抑えられるでしょう。

長期的な視点で見れば、初期投資を回収できる場合もあり、特に家族の人数が多く、お湯の使用量が多いご家庭には非常におすすめです。電気代が家計を圧迫していると感じている方は、エコキュートの導入を検討する価値があるでしょう。

太陽光発電システムがあるご家庭

太陽光発電はエコキュートとの相性が良好です。太陽光で発電した電力を利用してお湯を沸かせば、コストを抑えながらの給湯が可能になります。

さらに、太陽光発電システムによって発電した電力の使用により、電気代が高くなりやすい日中でも電気代を抑えながらお湯を沸かすことができるため、お湯切れを防げます。電気代を削減したいと考えているご家庭にとって、エコキュートと太陽光発電システムの相性は抜群です。

災害時にしっかり備えたいご家庭

「もしものとき」を重視するご家庭にもエコキュートはおすすめです。停電時でも、タンクに貯まっているお湯をそのまま利用できるため、災害時のリスクを軽減できます。

また、断水時には、タンクに貯まった水を非常用水として利用可能です。飲料水としては使えないものの、トイレを流す水や手洗い、洗濯などには十分活用できます。

災害時、水が使えない状況は大きな不安につながります。エコキュートは、そうした非常時の生活用水を確保できる心強い存在。単なる給湯器としてだけでなく、「安心を買う」設備といえるでしょう。

オール電化にしたいご家庭

エコキュートはヒートポンプ技術を活用し、高効率かつ少ない電力で多くのお湯を沸かすことが可能です。そのため、オール電化の家庭では、給湯にかかる電気代を大幅に節約することができます。

通常オール電化の場合は停電時の給湯が難しくなりますが、エコキュートを併用していればタンク内に残ったお湯を使えるというメリットがあります。

後悔しないエコキュートの選び方の手順

浴槽にたまるお湯のイメージ

エコキュートは多くのメリットがある一方で、導入にはそれなりの費用がかかり、実際に使用して初めてデメリットを感じるケースもあるでしょう。そのため、導入の際にはしっかりと情報を集め、自分のライフスタイルに合った機種を選ぶことが大切です。

ここでは、後悔しないためのエコキュートの選び方について、3つのステップに分けてご紹介します。

1.事前のリサーチを徹底する

エコキュート選びで最も重要なのが、事前の情報収集です。まず注目すべきは、ご家庭やライフスタイルに合った「電力プラン」と「タンク容量」です。例えば、夜間の電力が安いプランを選ぶことや、家族の人数が多ければ大容量のタンクを選ぶことで、より効率的に運用できるでしょう。

また、2階以上での給湯が必要な場合には高圧タイプのエコキュートを検討しましょう。さらに、設置スペースが十分にあるか、動作音の問題はないかなど、周辺環境に応じた設置場所の検討も忘れてはいけません。

2.専門家に相談する

情報収集を進めるなかで、「どの機種が良いのか」「容量はどれくらいが適切か」など判断に迷うこともあるでしょう。そんなときは、専門家への相談がおすすめです。

多くのエコキュート販売店では無料の相談窓口を設けています。専門業者ならではの視点で見落としがちなポイントなどを教えてもらいながら選ぶことで、より納得のいく選択ができるでしょう。

また、費用面で悩む方は、複数の業者から相見積もりをとることをおすすめします。価格だけでなく、保証内容の違いも比較すると、より安心して導入できるでしょう。また、実際にエコキュートを使っている人のクチコミやレビューも、リアルな使用感を知る手がかりになります。

3.ランニングコストをシミュレーションする

エコキュートを導入する目的の一つに、光熱費の削減を挙げる方は多いでしょう。しかし、機種や使い方によってランニングコストは変わってきます。そのため、導入前に年間のランニングコストをシミュレーションしておくことをおすすめします。

近年ではメーカーのサイトからランニングコストのシミュレーションができます。家族構成、利用している電力会社、現在の電気料金プランなどを入力すると、どれくらいのコスト削減が見込めるのかが可視化されるため、参考になるでしょう。事前に費用対効果を把握しておけば、「こんなはずじゃなかった」と後悔するリスクを低減できます。

エコキュートは自分の環境に合ったものを選びましょう

エコキュートにはメリットもあればデメリットもあります。ただし、デメリットを正しく理解し解決の見通しを立てられれば、デメリットを上回るメリットを享受できるでしょう。特に、ランニングコストを抑えたい人、オール電化住宅にしたい人、災害時に備えたい人にはエコキュートがおすすめです。事前のリサーチをしっかりとして、ご家庭にマッチしたエコキュートを選びましょう。

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