電気代の節約方法とは?契約プラン変更や家電買い替えについても解説

最近「以前よりも電気代が高くなった」と感じることはありませんか。実際に、電気代はここ数年でだんだんと高騰しています。少しでも家計負担を減らすために、電気代を節約できる方法があれば知りたいですよね。電気代節約には、契約の変更や家電の買い替え、日頃の行動の見直しなどが効果的です。本記事では、電気代の相場金額をふまえ、電気代を節約するための行動や、家電製品ごとの具体的な節約方法を紹介します。
ご家庭で多くの電力を消費する家電製品は?

効率良く電気代を節約するためには、どの家電製品が多くの電力を消費しているか知る必要があります。
経済産業省が実施した「平成30年度電力需給対策広報調査事業」によると、ご家庭での電力消費が特に多い日において、最も電力を消費している家電は夏季・冬季ともにエアコンという結果になりました。また、2位は冷蔵庫でした。3位以降の順位は夏季と冬季で異なっており、以下のようになりました。
| 順位 | 夏季の電力消費が多い家電や用途 | 冬季の電力消費が多い家電 |
|---|---|---|
| 1位 | エアコン | エアコン |
| 2位 | 冷蔵庫 | 冷蔵庫 |
| 3位 | 照明 | 給湯 |
| 4位 | 炊事 | 照明 |
| 5位 | 給湯 | 炊事 |
出典: 資源エネルギー庁「家庭における家電製品の一日での電力消費割合」
1位から5位までで、ご家庭の電力消費割合のおよそ4分の3を占めているため、まずはこれらの家電製品を中心に節約することをおすすめします。
電気代の相場はどれくらいか?

総務省が2023年に実施した「家計調査」の結果によると、電気代の月平均額は、二人以上の世帯が12,265円、単身世帯が6,726円でした。
| 年度 | 単身世帯の月平均電気代 | 2人以上の世帯の月平均電気代 |
|---|---|---|
| 2016年 | 5,320円 | 10,100円 |
| 2017年 | 5,392円 | 10,312円 |
| 2018年 | 5,852円 | 10,765円 |
| 2019年 | 5,700円 | 10,825円 |
| 2020年 | 5,791円 | 10,671円 |
| 2021年 | 5,482円 | 10,317円 |
| 2022年 | 6,808円 | 12,678円 |
| 2023年 | 6,726円 | 12,265円 |
出典:e-Stat 「家計調査 家計収支編 単身世帯 年報 年次 2023年」
出典:e-Stat 「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 年報 年次 2023年」
上記の電気代の推移を見ると、前年と比べて多少下がる年はありつつも、全体的には少しずつ電気代負担が増えているとわかります。特に、2021年から2022年の差が著しく、単身世帯は月1,326円、2人以上の世帯では月2,361円増加しました。
ひと月に1,000円や2,000円程度でも、年間にするとかなりの負担額増加となります。今後さらに電気代が高騰する可能性もあることから、電気代の節約がいっそう求められる時代になったといえるでしょう。
電気代の節約に効果的なアクション

電気料金を節約するには、電力会社や契約プランの見直しが有効です。生活スタイルに合ったプランへの変更や、ガスやインターネットとのまとめた契約で、料金の割引が適用されることもあります。また、古い家電製品を省エネ性能の高い新しいものに買い替えたり、使っていない電気をこまめに消すなど節電行動への習慣づけも大切です。
電力会社や契約プランを見直す
2016年の電力の小売全面自由化によって、消費者は電力会社を自由に選択できるようになりました。消費者に選んでもらうため、各電力会社は価格の引き下げやお得に利用できるプランの提供など、さまざまな工夫を行っています。長年同じ電力会社を利用している方は、電力会社やプランを変更することで、電気代を大きく減らせるかもしれません。
例えば、時間帯や曜日によって電力単価が変わるプランがあります。 昼間は仕事でほとんど家にいない方であれば、夜間や早朝の単価が安く設定されているプランを選択することで、電気代の節約になるでしょう。
また、電気とガスやインターネットを同じ会社でまとめて契約することで、料金が割引されるプランもあります。これは、月々の使用量や料金が把握しやすいというメリットもあるためおすすめです。
家電製品を買い替える
冷蔵庫やエアコン、照明などの家電製品を長く使い続けている方は、新しいものに買い替えることで電気代を大きく節約できるかもしれません。家電製品の性能は年々良くなっており、エネルギー効率も大きく向上しています。例えば、10年前の冷蔵庫から最新の冷蔵庫に買い替えると、約28%~35%の省エネになります。
一般的に、家電製品はサイズが大きいほど消費電力が大きくなります。買い替えの際は、家族の人数や生活スタイルに合ったサイズのものを選びましょう。少ない電力で使用できる省エネモードが付いた家電製品や、一定期間使わないと自動で電源がオフになる機能が付いた家電製品を選ぶのもおすすめです。
出典: 資源エネルギー庁「機器の買換で省エネ節約」
こまめな節電行動を習慣づける
お得な電力プランを契約して、家電製品を省エネのものに買い替えても、電気の無駄遣いばかりしていては電気代を減らせません。日頃からこまめな節電行動を心がけて過ごしましょう。
まず、見ていないテレビの電源はこまめに切り、使っていない部屋の照明も必ず消す習慣をつけましょう。さらに、旅行や帰省などで長期間家電製品を使用しない場合は、主電源を切ってプラグを抜いておくことで、見過ごしがちな待機電力を減らすことができます。
また、ご家族がなるべく同じ部屋で過ごすように工夫するだけでも、照明やエアコンにかかる電気代の節約につながります。たとえば、食事の時間をご家族で合わせるのも良いアイデアです。
今日からできる家電製品別の電気代の節約方法

先ほど説明したとおり、家電製品のなかでもエアコン、冷蔵庫、給湯、炊事、照明は特に電力消費量が大きく、ご家庭の電力消費割合のおよそ4分の3を占めています。これらを使用する際に節電を心がけることで、電気代を大きく減らせるでしょう
ここでは、今日からすぐにできる節電方法について、電力消費量が多い家電製品順にご紹介します。
エアコン
エアコンのフィルターにほこりがたまると、余計な電力がかかります。そのため、月2回を目安にお手入れして、きれいな状態を保ちましょう。
また、暑いと感じるときは設定温度を下げるよりも風量を上げるのがおすすめです。風量を上げることで、涼しさを保ちつつ、電気代を節約できます。
さらに、サーキュレーターや扇風機と併用するのも効果的です。冷房運転時にサーキュレーターや扇風機を上向きにして風を送ることで、室内の空気が循環し、広い範囲を効率良く冷やすことができます。これは冬も同様でサーキュレーターを併用することで暖房効率が高まります。
そして、エアコンは暑い部屋を冷やすときや寒い部屋を暖めるときに電力を多く使うため、頻繁にオンオフをしないほうが節約になります。そのため、短時間の外出であれば、付けたままのほうがおすすめです。加えて、断熱カーテンを使用することで、窓から冷気や暖気が逃げにくくなります。
冷蔵庫
冷蔵庫に食材をたくさん詰め込みすぎると、冷たい空気の通り道がなくなり、余計な電力がかかってしまいます。そのため、不要なものは入れっぱなしにせず、こまめに処分して庫内をすっきりさせましょう。
熱い料理をそのまま入れると、庫内の温度が上がってしまい、冷やすために多くのエネルギーを消費します。必ず、ある程度冷ましてから入れるようにしてください。
また、冷蔵庫は庫内を冷やすために熱を外部に放つ必要があります。壁や他の家具にくっつけて設置すると放熱ができず、庫内が冷えにくくなってしまうので、適切なスペースを空けて設置しましょう。
さらに、設定温度を低くするほど電力消費量が増える傾向があります。特に冬場などは、設定温度を控えめに設定するのもおすすめです。
給湯器
お風呂を追い焚きすると、その都度電気代がかかります。なるべく追い焚きをしなくてすむように、間隔を詰めて入浴しましょう。また、熱を逃がさないように浴槽にふたをしたり、シャワーは流しっぱなしにせず、こまめに止めましょう。
給湯器を買い替える際は、エコキュートを検討してみてはいかがでしょうか。エコキュートは、大気の熱をエネルギー源とした環境に優しい電気給湯器です。お湯を沸かす際には割安な夜間の電力を利用しているため、電気代の節約になります。
炊飯器・電気ポット・IHコンロ
すぐに食べないご飯は、そのまま炊飯器の保温機能で保温し続けるよりも、小分けにして冷凍し、食べる分だけ電子レンジで温めたほうが電気代を抑えられます。電気ポットも、使わないときに保温し続けるのではなく、その都度再沸騰させたほうが節約になります。
IHコンロで料理をする際は、熱伝導率の高い鉄やステンレスのフライパン、圧力鍋などを使用すると、調理時間の短縮につながり電気代の節約になるでしょう。時間帯によって電力単価が異なるプランを契約している場合、単価が安い時間帯にまとめて作り置きしておくのもおすすめです。
照明
白熱電球や蛍光灯を使っているなら、LEDに取り替えるだけで電気代が節約できます。蛍光灯はこまめにスイッチを付けたり消したりすると寿命が短くなりますが、LEDはオンオフの回数で寿命が縮まないので、使わない部屋の電気はこまめに消す習慣をつけましょう。
明るさの調整ができる照明であれば、目を使う作業をしていないときや就寝前は明るさを落として過ごしましょう。また、照明にほこりや汚れが付着していると暗く感じます。こまめにお手入れして明るさを保ちましょう。
人感センサーが付いた照明は、人がいなくなったら自動で消灯してくれるため、節電につながります。
その他の家電製品
テレビは付けっぱなしにせず、見ていないときはこまめに消す習慣をつけると電気代を節約できます。さらに、主電源からオフにすると、より効果的です。
また、髪をよくタオルで拭いてからヘアドライヤーを使うと、乾かす時間を短縮できるため、電気代の節約につながります。
そして、トイレの温水洗浄便座は、寒い時期だけ使用し、夏場はオフに設定しておきましょう。
電気代節約は日頃の行動から意識するようにしましょう
電気代を節約するためのアクションは「家電製品を省エネのものに買い替える」「契約会社やプランを変更する」「こまめな節電行動を習慣づける」の3つです。
ご家庭で特に多く電力を消費するエアコン、冷蔵庫、照明、炊事、給湯の使い方を見直すことで、効率良く電気代を節約できます。また、給湯器をエコキュートにするのもおすすめです。本記事を参考に、できることから節約行動をはじめてみましょう。
東急でんき&ガス サポートでは、ご家庭の電気やガスに関するご相談、住設機器の修理や交換、故障時の対応など、生活のお困りごとに幅広く対応しています。「住設機器が古くて電気代が高いため、新しいものに交換したい」といったお悩みもぜひご相談ください。

