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エコキュート
2025/09/12

エコキュートを修理するには?費用相場や長く使用するためのポイントを解説

エコキュートのイメージ

エコキュートを使っていると、お湯が出ない、温度や水圧が安定しない、水漏れするといった不具合に悩まされることがあります。そして不具合が出ると、修理が必要なのか、修理するならどこに依頼すればいいのか、費用はどれくらいかかるのか、など気になることや不安なことがたくさん出てくるでしょう。
本記事では、エコキュートの修理を依頼する際のポイントや修理費用の相場、修理に必要な期間のほか、長く使うための注意点についても解説します。今まさにエコキュートの不具合で困っている方は、参考にしてください。

エコキュートの修理が必要な5つの症状

浴槽に注がれるお湯のイメージ

毎日の快適な生活に欠かせないエコキュートですが、突然の不具合で使えなくなることもあります。ここでは、修理の検討が必要になる代表的な故障の兆候を5つご紹介します。

お湯がたまらない

お湯がたまらない原因はいくつか考えられます。例えば、沸かしたお湯を使い切ってしまうケースです。エコキュートは通常、電気料金が安い深夜帯にお湯を沸かしてタンクにためておきます。夜間のうちにこのお湯を使いすぎると、翌日の日中にお湯切れを起こすことがあります。このような場合は、「沸き増し」機能でお湯を追加してください。それ以降もお湯が足りない日が続くようであれば、設定を見直すとよいでしょう。

また、配管の詰まりやゴムパッキンやフィルターの劣化なども、お湯がたまらない原因の一つです。配管の詰まりを防ぐには、定期的に洗浄しましょう。パッキンやフィルターは消耗品なので、適切な頻度での交換も大切です。

こうした対策をとっても改善しない場合は、センサーや基盤の不具合、タンクや配管からの水漏れが原因かもしれません。その場合は、専門業者に点検や修理を依頼しましょう。

お湯の温度が安定しない

お湯を出した直後に温度が安定しないのは、故障ではないので心配する必要はありません。しかし、いつまでたっても温度が安定せず、急に熱くなったり冷たくなったりする場合には注意が必要です。

これらの症状が家の一部にだけ見られるときは、温度を調整する混合水栓にトラブルが発生している可能性があります。例えば、キッチンは問題ないのにお風呂だけ温度が安定しないといったケースでは、エコキュート本体ではなく水栓の修理や交換で改善されることが多いでしょう。

一方、家全体で同じような不具合が生じている場合は、エコキュートに問題がある可能性が高いため、修理を検討する必要があります。念のため、水栓と本体の両方に対応できる業者に依頼するとスムーズです。

水漏れがある

エコキュート本体や配管から水漏れする場合もあります。ただし、これは本体に発生した結露が垂れているか、沸騰したお湯が一時的にあふれているだけの場合もあります。そのため、まずはしばらく様子を見てみましょう。

水漏れが何度も繰り返されるようであれば、パーツの経年劣化、配管・本体の故障や老朽化、貯湯タンクの亀裂などが原因かもしれません。こうした場合は、部品の交換が必要になるため、対応できる業者に依頼することをおすすめします。

水圧が弱い

シャワーや蛇口の水の勢いが明らかに弱いと感じるときは、まず家のほかの場所で同時に水を使っていないかを確認してみてください。例えば、キッチンとお風呂で同時に水を使っていると、水圧が分散して勢いが弱くなることがあります。

また、タンク内の湯量が減ることで、水圧が弱くなるケースもあります。さらに、止水栓が中途半端に開いたままになっていると、水の勢いが弱くなる原因になるため、こちらも確認してみましょう。

これらに当てはまらない場合は、漏水や配管の詰まりなどの不具合が発生している可能性があります。専門の業者に点検・修理を依頼しましょう。

リモコンにエラーコードが出る

エコキュートのリモコンにエラーコードが表示される場合は、取扱説明書やメーカーの公式サイトなどからエラーコード一覧を確認し、案内にしたがって対応しましょう。

原因を取り除いてもエラーが何度も表示されるようであれば、専門的な修理が必要かもしれません。その場合は、早めに専門業者に相談するのがおすすめです。

エコキュートの修理依頼先と業者選びのポイント

エコキュートは毎日使うものであり、日々の生活には欠かせません。だからこそ、修理や点検を依頼する際は、信頼できて迅速に対応してくれる業者選びが大切です。

特に施工業者から選ぶ際は、「指定給水装置工事事業者」であるかどうかも重要です。

上記を含めて、ここではエコキュートの修理を依頼するときの、依頼先の種類や業者選びのポイントを解説します。

メーカーか給湯器販売・施工業者かを検討する

エコキュートの修理や交換の依頼先となるのは、大きく分けて「メーカー」と「給湯器販売・施工業者」の2つです。現在使用しているエコキュートがメーカー保証期間内であれば、まずはメーカーに依頼するのが安心でしょう。

メーカーと給湯器販売・施工業者、それぞれに修理を依頼したときのメリット・デメリットを以下の表にまとめました。

メリットデメリット
メーカー・製造元なので安心できる
・質の高いサービスを期待できる
・自社製品なのでスムーズな対応が期待できる
・保証期間内であれば修理費用を抑えられる
・製品の割引率が低い
・施工業者を選べないことが多い
・対応時間が限られていることが多い
給湯器販売・工事業者・アフターサービスが充実していることが多い
・費用を抑えられる可能性が高い
・業者によっては24時間年中無休で対応できる
・交換が必要になった際に複数のメーカーの製品から選ぶことができる
・自分で業者を選ぶため、比較・検討に時間がかかる
・メーカー保証期間内であれば割高になる
・悪質な業者もいるため注意する必要がある

信頼できる業者(指定給水装置工事事業者)かを確認する

給水装置に不適切な工事が行われると、安全に水を使用できなくなり、漏水事故や利用者の健康被害などさまざまなリスクが発生する恐れがあります。そこで、業者を選ぶ際には「指定給水装置工事事業者」かどうかの確認をおすすめします。

「指定給水装置工事事業者」とは、水道法で定められた基準に基づき、適切に施工ができると各自治体の水道事業者が認定した業者を指します。

指定給水装置工事事業者のリストは、各自治体の水道局のホームページなどで確認できます。

相見積もりを取る

エコキュートに不具合が生じると、すぐにでも解決したくなるものですが、時間に余裕がある場合は、相見積もりを取ることをおすすめします。複数の業者から見積もりを取れば、修理費用のおおよその相場を把握でき、費用面で慎重に判断できます。また、各業者の対応の仕方や、コミュニケーションの取りやすさなども確認できるでしょう。

ただし、見積もりを取るのに技術者の訪問が必要になる場合は「出張診断費」が発生することもあります。有料だからといって必ずしも悪徳業者だとは限りませんが、少しでも費用を抑えたいのであれば、見積もり無料の業者を選ぶとよいでしょう。

エコキュートの修理費用はどれくらい?

説明中のイメージ

ここでは、エコキュートの修理費用がどれくらいかかるかをメーカーごとに紹介します。また、修理費用を抑える方法や火災保険の対象になるかどうかについても詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

【メーカー別】エコキュート修理費用の目安

エコキュートの修理費用は内容によって異なりますが、おおよその目安は以下のとおりです。

メーカー症状料金
パナソニック お湯が出ない 3万円~
お湯張りができない2万2,000円~
お湯が沸かない8万円~
ダイキン蛇口からお湯が出ない3万9,000~5万7,000円 
お風呂からお湯が出ない 3万9,000~5万9,000円 
お湯が沸かない3万9,000~5万7,000円 
追い炊きできない3万9,000~5万9,000円 
三菱電機 お湯が沸かない・お湯が出ない 1万8,700~6万6,000円
お湯張りができない1万8,700~6万6,000円
追い炊きできない1万8,700~6万6,000円
HITACHI お風呂の お湯が出ない4万3,000~5万8,000円 
追い炊きできない3万6,000~6万7,000円 
TOSHIBAメーカー非公開 
CORONAメーカー非公開

出典:
パナソニック株式会社「一般的な修理費用 – 長期安心修理サービス
ダイキン工業株式会社「製品別の修理目安金額
三菱電機株式会社「修理料金の目安<三菱エコキュート>
日立製作所「家庭用エコキュート

エコキュートの修理費用を抑える方法

修理費用をなるべく抑えたい場合にまず確認すべきなのは、「メーカー保証期間内かどうか」です。保証期間内であれば、費用を安く済ませられる可能性が高いでしょう。ただし、エコキュートは部品によって保証期間が異なるため、注意が必要です。

また、先ほども述べたように、相見積もりを取ることも忘れないようにしましょう。その際は、高額な請求を避けるだけでなく、極端に安い業者にも注意してください。必要な工程を省略したり、交換パーツも正規品ではなく、類似品で済ませたりするケースもあるためです。

なお、部分的な修理で済む場合は、既存の部品をそのまま利用し、施工費用を抑えられることもあります。まずは信頼できる業者に状況を確認してもらい、相談してみましょう。

エコキュートの故障で火災保険が対象となる場合

エコキュートが故障した場合でも、その原因と火災保険の契約内容によっては、火災保険を使えるケースがあります。

補償対象となるのは、火災や落雷、台風、屋根からの落雪、雹(ひょう)といった自然災害で故障した場合です。一方、経年劣化や故意による破損、また、被害総額が免責金額以下の場合は、補償対象外となります。

実際に補償を受けられるかどうかは、火災保険の契約内容によって異なりますので、保険会社に問い合わせて確認しておきましょう。

エコキュートの修理手順とかかる時間

エコキュートの修理手順や修理の所要時間は、故障内容や交換部品の在庫状況によって異なります。基本的には半日ほどで作業が完了しますが、修理内容によっては数日かかる場合もあります。部品の取り寄せをすると、2週間程度かかることもあるでしょう。

一般的な修理の流れは以下のとおりです。

  1. メーカーや業者に問い合わせ
  2. 点検・診断
  3. 診断結果の説明
  4. 見積もり
  5. 修理日の日程調整
  6. 修理
  7. 支払い

少しでも早く修理を終わらせたいのであれば、できるだけ早めに業者に問い合わせ、現地調査をしてもらうことが大切です。その際に、修理にかかるおおよその時間を聞いておくと安心でしょう。

エコキュートの修理か買い替えかで迷ったときのポイント

PCをみて悩む女性のイメージ

故障の状況によっては、修理するよりも買い替えたほうがお得になるケースもあります。ここでは、エコキュートが故障した際に「修理するか、買い替えるか」迷っている方に向けて、判断の目安となるポイントを解説します。

エコキュートを修理するか買い替えるかの判断基準

修理か買い替えかを判断するうえで最も大きな基準となるのは、エコキュートを購入してからの年数です。エコキュートの寿命は10~15年程度であり、一般的な耐用年数は10年ほどとされています。購入して10年を過ぎてから故障した場合は、修理費用が高額になる可能性があるため、買い替えを検討したほうがよいかもしれません。

一方、購入してからまだ10年経っておらず、なおかつ長期保証に加入しているのであれば、修理費用はそれほど高額にならない可能性が高いでしょう。その場合は、買い替えではなく修理がおすすめです。

エコキュートを買い替えるメリット

生産が終了してから10年以上経過した機器は、修理に必要な部品の入手が難しくなる傾向があります。つまり、修理を希望しても、そもそも部品が手に入らず修理自体ができない可能性があります。

実際に、ダイキンではエコキュートの補修用性能部品の保有期間を「製造終了から10年」としています。そのため、10年以上使用しているエコキュートの場合、修理できるかどうかを悩むよりも、思い切って買い替えたほうが現実的といえるでしょう。

さらに、この10年でエコキュートの性能や機能も大きく進化しています。最新機種に買い替えれば光熱費を抑えられる可能性も高く、除菌機能など衛生面でも大きなメリットがあります。こうした点も、買い替えの魅力といえるでしょう。

エコキュート買い替えの費用相場

エコキュートを買い替える際、本体価格の目安は20~50万円程度です。ただし、実際にはこの金額に加えて工事費用や旧機種の処分費用が別途かかる点に注意してください。また、買い替え時に国や地方自治体の補助制度を利用できる場合があります。少しでも費用を抑えたい場合は、事前に補助制度の内容をしっかり調べておきましょう。

なお、エコキュートの買い替え費用については、こちらの記事もご覧ください。

エコキュートを長く使うために気を付けたい4つのポイント

お湯が張られた浴槽のイメージ

先ほども述べたとおり、エコキュートの寿命は一般的に10~15年程度といわれています。使い方によってはその寿命をさらに縮めてしまうこともありますが、裏を返せば日頃の使い方次第で長く使い続けられます。

ここでは、エコキュートを長持ちさせるためのポイントを、次の4つに絞って解説します。

  • 定期的にメンテナンスをしてエコキュートを清潔に保つ
  • 十分な設置場所を確保してエコキュートへの負担を抑える
  • 水質がエコキュートの劣化を早めることがあると理解しておく
  • エコキュートには使用できない入浴剤があることを知っておく

定期的にメンテナンスする

日常的には、ふろ配管の簡単洗浄やリモコン・ヒートポンプユニットのお手入れ、ふろ接続アダプター(循環口)の掃除を行いましょう。さらに、半年に1回以上は、ふろ配管の本格洗浄や貯湯ユニット内部の洗浄を行うことで、エコキュートを清潔に保てます。このときに、本体や配管に水漏れがないかを確認することもおすすめします。

また、定期的な掃除に加えて、半年ごとを目安に漏電遮断器の動作確認も忘れず行ってください。点検カバーを外して漏電遮断器のテストボタンを押し、電源レバーが「切」になれば正常です。そのあと、レバーを「入」に戻しましょう。

さらに、必要に応じてメーカーによる点検サービスを活用すると安心です。

なお、エコキュートのメンテナンスについてはこちらの記事も併せてご覧ください。

十分な設置場所を確保する

エコキュートは、ヒートポンプユニットが外の空気を圧縮して熱を作りだし、お湯を沸かす仕組みです。ヒートポンプユニット周辺に十分なスペースが確保されていないと、熱を奪ったあとの空気をうまく排出できず、機器に負担がかかってしまいます。

ヒートポンプの周辺に物を置いている場合は、すぐに撤去してください。また、ヒートポンプ周辺の雑草は定期的に刈り取るようにしましょう。

水質に注意する

使用する水の質が、エコキュートの寿命に影響することもあります。例えば、温泉水、地下水、井戸水、硬水を使用する地域では、エコキュートの劣化が早まりやすく、メーカーも通常の寿命を保証しないケースが多く見られます。

また、水質が原因の故障については、無償保証の対象外となることが一般的です。そのため、上記のような水を利用する地域では、あらかじめ有償の延長保証への加入をおすすめします。さらに、地下水や井戸水に対応したエコキュートを選ぶのも一つの方法です。

入浴剤の種類を確認する

多くのエコキュートでは入浴剤を使用できますが、メーカーや機種によっては使用を推奨していない場合もあります。また、一部の入浴剤はエコキュートの寿命を縮めてしまう恐れもあるため、注意が必要です。

特に、次のような入浴剤はエコキュートの寿命に影響を与える可能性があります。

  • にごりタイプ
  • とろみタイプ
  • 発泡タイプ
  • 草花などの固形物が入ったタイプ
  • 硫黄、酸、アルカリ、塩分を含むタイプ

使用できない入浴剤については、エコキュートの取扱説明書に記載があるので、必ず事前に確認してから入浴剤を使用しましょう。

エコキュートの修理は早めに相談しましょう

エコキュートで不具合が発生した際、その原因はさまざまです。修理を依頼する際は、メーカーまたは給湯器販売・施工業者がおもな依頼先となり、修理費用や修理にかかる期間は故障の内容によって異なります。エラーコードが表示されたり、お湯が出なかったりするなど不具合が起きたときは、生活への影響を最小限に抑えるためにも、早めに修理を依頼しましょう。

エコキュートは毎日の生活に欠かせない大切な設備です。普段から正しい使い方やメンテナンスを心がけて、少しでも長く快適に使ってください。

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