「エコジョーズはやめとけ」と言われるのはなぜ?不安を感じる方へ前向きアドバイス

エコジョーズとは、排気ガスの熱を回収して再利用することで、ガスの使用量を減らし、CO2排出量の削減や省エネ・高効率な環境に優しく経済的な給湯機のことです。
主に光熱費の節約の面で大きなメリットがある一方で、「エコジョーズはやめとけ!」という声もしばしば耳にします。
今回の記事では、
- なぜ「エコジョーズはやめとけ」と言われることがあるのか
- エコジョーズが向いている家庭・向いていない家庭について
- 「エコジョーズはやめとけ」という声に不安を感じている方への前向きなアドバイス
などを、横浜・川崎・東京にお住まいの方の暮らしを支える『東急でんき&ガスサポート』が解説します。

「エコジョーズはやめとけ」と言われる3つの理由

- 初期費用がやや高額になるため
- ドレン排水が原因でニオイが気になる場合があるため
- 使用状況によっては節約効果が薄いため
上記が、「エコジョーズはやめとけ」と言われる主な3つの理由です。
1.初期費用がやや高額になるため
エコジョーズの機種は、エコジョーズではない機種よりも、本体価格がやや高額になります。
どのくらい高くなるのかはメーカー・機種によりますが、2~3万円程度高くなることが多いです。
加えて、エコジョーズを設置する場合にはドレン排水工事も必要になります。設置場所の状況や配管距離によって費用は変わり、数千円~4万円程度かかります。
上記のことから、「エコジョーズはやめとけ」と言われることがあるようです。
2.ドレン排水が原因でニオイが気になる場合があるため
エコジョーズを使用すると、ドレン排水が発生します。
元々のドレン排水は酸性ですが、エコジョーズ内の部品「中和器」を通して中性に近い状態で排出されるため、ニオイはほとんどありません。
しかし、中和器の耐用年数(約10年)を超えると、ドレン排水が中和されずに酸性独特のニオイを放つ場合があります。
よってエコジョーズを使う場合は、途中で中和器を交換することを考慮しなくてはいけません。
当社の場合、『あんしん保証サービス』があるため、設置から10年以内であれば中和器を無料で交換することができます。
3.使用状況によっては節約効果が薄いため
エコジョーズはガス使用量を抑え、月々の光熱費を節約できることがメリットです。
しかし「ある程度まとまったお湯を使わない家庭」では節約効果を感じにくいということがあります。
ある条件での計算上は、一人暮らしの場合、10年間のガス代の節約効果は「3万円程度」と少なめです(一人暮らしではお湯をあまり使わないため)。
上記のケースで、交換時の差額が「エコジョーズの機種」と「エコジョーズでない機種」で3万円以上ある場合は、エコジョーズにする価格的なメリットは薄いとみていいでしょう。
交換時の差額が気になる場合は、エコジョーズの機種・エコジョーズでない機種の両方を見積してもらうとよいでしょう。
エコジョーズが向いている家庭・向いていない家庭
以下では、エコジョーズが向いている家庭・向いていない家庭について、解説します。
エコジョーズが向いている家庭

- 同居人数が多く、給湯をよく使う家庭
- 床暖房や浴室暖房乾燥機を利用している家庭
- エコジョーズの設置条件を満たしている家庭
同居人数が多く、給湯をよく使う家庭
先にも述べたように、エコジョーズの節約効果が大きく発揮できるのは、「ある程度お湯をよく使う家庭」です。
入浴回数が多い・毎日大量の食器洗いをするなど、給湯の頻度が高い家庭にエコジョーズは向いています。
床暖房や浴室暖房乾燥機を利用している家庭
給湯だけでなく、ガス温水式の床暖房や浴室暖房乾燥機を使用している場合、ガス使用量自体が多いため、エコジョーズによる節約効果を大きく得られます。
エコジョーズの設置条件を満たしている家庭
エコジョーズは、エコキュートのように貯湯タンクが不要なため、限られたスペースでも設置することが可能です。
ただし、十分に排気・吸気が行える場所を選ぶ必要があります。
また、先述したようにドレン排水工事も必要です。
これらの設置条件を満たしているなら、エコジョーズの設置を検討してみるとよいでしょう。
エコジョーズが向いていない家庭

- 単身世帯などお湯の使用量が少ない家庭
- エコジョーズの設置条件を満たしていない家庭
- メンテナンス費用を最小限に抑えたい家庭
単身世帯などお湯の使用量が少ない家庭
先にも述べたように、エコジョーズの機種はエコジョーズではない機種より、本体価格が数万円高く設定されています。
エコジョーズによる光熱費の削減額で初期費用の差額を回収するには、一定以上の湯量が必要です。
シャワーのみで済ませることが多い単身世帯や、日中ほとんどお湯を使わない家庭では、エコジョーズではない機種との価格差を埋めるのに10年以上かかり、給湯器の寿命(約10年)以内にコスト面のメリットを得るのが難しい可能性があります。
エコジョーズの設置条件を満たしていない家庭
エコジョーズを設置するうえで1番難しいのは、「ドレン排水をどうするか?」という点です。
周囲に排水できる場所がない場合、大掛かりな配管工事が必要になるため、工事の追加費用がかさんでしまいます。
メンテナンス費用を最小限に抑えたい家庭
先にも述べたように、エコジョーズには「中和器」という重要な部品があり、約10年に1度交換しなくてはいけません。交換費用の目安は、1.5~3万円です。
エコジョーズではない機種の比較的単純な構造による「故障リスクの低さ」や「維持費の分かりやすさ」を優先したい方には、エコジョーズは向いていないでしょう。
「エコジョーズはやめとけ」という意見に不安を感じている方へのアドバイス

「エコジョーズはやめとけ」という意見に、不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
しかし基本的にエコジョーズは、今の給湯器のスタンダードとなるべき優秀な機種です。
エコジョーズの高い省エネ性と、これによるランニングコストの節約効果は、従来型の機種では得られないものです。
「エコジョーズはやめたほうがいい!」という言葉を鵜呑みにせず、適切な判断ができるように、機種選定の説明を担当者からしっかり受けることを推奨します。
エコジョーズへの交換を失敗しないためのポイント

- 節約効果がどのくらいあるか確認しておく
- 工事費用を確認しておく
- 補助金が使えるか確認しておく
- 定期メンテナンス・お手入れを怠らない
上記は、エコジョーズへの交換を失敗しないための4つのポイントです。
1.節約効果がどのくらいあるか確認しておく
専門業者に現在使用している湯量・ガス量を見てもらい、エコジョーズの導入による節約効果がどのくらい得られるのか、確認してもらいましょう。
先にも述べたように「入浴はシャワーだけ」「一人暮らし」といった場合には、エコジョーズによる節約効果は得づらく、エコジョーズではない機種を選ぶほうが経済的かもしれません。
2.工事費用を確認しておく
事前に見積書をよく確認し、工事費用・工事内容を把握しておきましょう。
エコジョーズの導入にかかる主な費用は、以下の通りです。
- エコジョーズの本体価格
- エコジョーズの設置工事費用
- ドレン排水工事費用
- 既存の給湯器の撤去工事費用
複数の業者で相見積りを取り、「見積りの内容・項目が詳細に記載されているか」や、「追加料金は別途生じないか」などを確認しておくことが重要です。
3.補助金が使えるか確認しておく
エコジョーズは省エネ性能が高い設備のため、国や自治体の実施する補助金を利用できる可能性があります。
例としては、
- 東京ゼロエミポイント ※東京都内にお住まいの方が対象
などが挙げられます。
補助金を活用してエコジョーズに交換したい場合、年度の途中で事業が終わる可能性があるため、早めの交換がオススメです。
4.定期メンテナンス・お手入れを怠らない
エコジョーズを使用している間は、定期的なメンテナンスやお手入れを怠らず、必要に応じて修理依頼を行うことが大切です。
例えば、「エコジョーズはやめとけ」と言われる理由として、排水のニオイが気になるケースがあります。
しかし排水のニオイは、中和器が不具合を起こし、酸性のままドレン水が排出されている場合に生じるトラブルであるため、ニオイが気になった時点で修理すれば防止できるものです。
もしも酸性の状態を放置すると、建物の金属部分を腐食・劣化させてしまい、より多くの出費が生じる可能性があります。
また、ドレンパンに汚れがたまって悪臭が生じたり、配管が詰まって不具合が生じたりする場合は、定期的な掃除ができていない可能性があります。
定期的な清掃を欠かさないようにし、異常が認められたときにはすぐに業者に点検してもらいましょう。
エコジョーズではない給湯器をエコジョーズに交換した事例
最後に、当社にてエコジョーズではない給湯器をエコジョーズに交換した事例を3つ紹介します。
1.約13年使用の給湯器を壊れる前にエコジョーズに交換 東京都目黒区

- 工期:2時間
- 費用:25~30万円
東京都目黒区の戸建住宅にお住まいのお客さまより、ふろ給湯器の交換のご依頼をいただきました。
お客さまは既存の給湯器(約13年使用)について、「不具合はないけれども、そろそろ変えたほうがいいと思う。特に冬は壊れやすいと聞いているので」と、おっしゃっていました。
既存の給湯器は「ノーリツ」の機種で、
- 20号
- 屋外壁掛
- オートタイプ
- エコジョーズではない
でした。
新しい給湯器は「リンナイ」の機種で、
- 20号
- 屋外壁掛
- オートタイプ
- エコジョーズ
です。
《事例を詳しく見る》
⇒ 約13年使用の給湯器を不具合が起きる前に交換!月々の光熱費を節約できるエコジョーズに 東京都目黒区
2.燃焼時間4,000時間超え・部品が変色した給湯器をエコジョーズに交換 東京都世田谷区

- 工期:2時間
- 費用:30~35万円
東京都世田谷区の戸建住宅にお住まいのお客さまより、ふろ給湯器の交換のご依頼をいただきました。
使用15年の給湯器の定期診断を行ったところ、燃焼時間が4,000時間を超えていることや、熱交換器が変色していることがわかりました。
よって、「そろそろ給湯器の交換を検討されたほうがいいかもしれません」とお伝えしたところ、「この機会にぜひ交換したいです」とおっしゃいました。
既存の給湯器のメーカーは「ノーリツ」で、屋外壁掛・エコジョーズではない機種でした。
新しい給湯器のメーカーも「ノーリツ」で、エコジョーズを採用しました。
お客さまのお仕事のお帰りが16時ごろだったので、お待たせする時間が短くて済むように、事前に許可をいただいたうえで、先に屋外の工事を進めておきました。
《事例を詳しく見る》
⇒ 燃焼時間4,000時間超え・部品が変色した給湯器を交換!光熱費が節約できるエコジョーズに 東京都世田谷区
3.約14年使用の給湯器をエコジョーズに交換・排気カバーも交換 横浜市港北区

- 工期:2.5時間
- 費用:30~35万円
横浜市港北区の集合住宅にお住まいのお客さまより、ふろ給湯器の交換のご依頼をいただきました。
給湯器は約14年使用されており、正常に動いてはいるものの、いつ壊れてもおかしくはない状態ではありました。
給湯器のメーカーは「リンナイ」でエコジョーズではない機種から、エコジョーズの機種に変更しました。
交換前の給湯器と同様に、「排気カバー」を取付けています。
給湯器は通常、正面に向かって排気します。
そのため、排気口から60cm以内に窓などの開口部がある場合は、排気カバーを取付けて対策します。
また、エコジョーズに交換するにあたって新設するドレン配管は、ベランダの隅を通るようにしました。
《事例を詳しく見る》
⇒ 約14年使用の給湯器をエコジョーズに交換!開口部が近いため排気カバーも取付け 横浜市港北区
まとめ
以上、「エコジョーズはやめとけ」と言われる理由や、エコジョーズが向いている家庭・向いていない家庭、「エコジョーズはやめとけ」という声に不安を感じている方へのアドバイスなどを、解説しました。
確かに事前に注意しておく点がいくつかあるエコジョーズですが、高い省エネ性(それによる光熱費の節約)は、他の機種では得られない大きなメリットなので、ぜひ前向きに検討することをオススメします。
⇒ 横浜・川崎・東京などで、給湯器をエコジョーズに交換するなら『東急でんき&ガス サポート』にご相談ください。


